14話 ページ14
Aside
順子「連絡くれてありがとう。小さい頃からの雅志のくせなの。体調悪くなるのはきまって1人でいるときで」
匡平「別にたまたま」
順子「だけど最近のあなた達には腹が立って仕方がない。」
A/匡平「「えっ…」」
順子「本気じゃないなら受験なんてやめなさい！今のあなた達にまわり道してる時間はないの。塾をサボる人間が東大だなんて笑わせないで！あなた達が塾をサボっている時間にも他の生徒たちは勉強してるの。毎日毎日当たり前のように努力できる人が受験して、その中のひと握りの人間が合格するの！雅志みたいに」
A/匡平「すみません」
順子「とりあえずいくよ！」
ガサッ匡平くんが持ってきた紙袋の中身が倒れた
順子「梓弓？新しい男を愛せと言われた女の返し歌"引けど引かねど昔より 心は君によりにしものを"」
匡平「あなたが私の心を引こうが引くまいが昔から私の心はあなたのものなのに」
A「匡平くん正解！」
順子「やった〜ゆりやん」
匡平「春見前！」
それからなんとか伊勢志摩につき、
荷物を届けることができた
ー朝 ー
順子「ゆりゆり、A2人で朝ごはん買ってきてくれない？」
A「わかった…」
あれからちょっと気まずいんだよなぁ
あの時のことちゃんと話した方がいいかな…
匡平「行くぞ！A」
A「うん」
匡平「朝ごはんって言っても何がいいのかな…」
A「んー、肉まんとかは？」
匡平「それいいな」
肉まんを買って車に向かう途中
A「匡平くん！」
匡平「ん？どうした？」
A「あの日、山下先生と2人であってたんじゃなくて本当はお姉ちゃんもいたの。たぶん匡平くんがみたのは私が携帯忘れて取りに戻った時に山下先生と話してたところだと思うの…」
匡平「そうだったのか」
A「匡平くんに誤解されたままなのは嫌だったから伝えられて良かった！」
そういって車の近くまで来ると
まさ兄がお姉ちゃんを抱きしめていた
匡平「八雲さんって春見のこと…」
A「うん…ずっと。お姉ちゃん気づいてないんだけどね笑」
タイミングをみて2人で車に戻った
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作者名：ゆめ | 作成日時：2019年2月25日 1時
