トリップする少女はどこでも最強！？2【名探偵コナン×怪盗キッド】

迷宮の十字路〜最終対決2 ページ32

平？「この殺しはかずはに邪魔されて失敗したけどわざと凶器の短刀を残して容疑者から外れようとしたんや犯人は短刀をもってあのお茶屋から逃げた誰かだと思わせて…
そうやろ？西条さん、いや武蔵坊弁慶といった方がええかもな？」

西「さすが難波の高校生探偵服部平次やな？なんで俺やとわかったん？」

平？「あんたが弓やってるの隠してるからピーンときたんや、あんた正座するとき右足を半分引いてから座った。あれは“半足を引く”いうて弓をやるもんがクセでたまにやってしまう座り方や。それと弓をやってる者について聞かれたときあんたはうっかり“やまくら”といいかけた、あれはお茶屋の山倉さんのことやなく矢のまくら、弓を引くときに矢をのせる左手親指甲の第二関節のことや。おそらくあんたはこう言おうとしたんやろ？『そういえばやまくらを怪我してはりますよ、千香鈴さんは』ってなやまくらなんて知ってるのは弓やってる人しか知らねぇからな？」

うん、長い…推理を言ってるときは長くなるからいやだな(´-ι_-｀)

平？「ちなみに龍円さんは弓は素人や、つるのことを弦言うてたからな」

西条さんは今までのことを話した、龍円さんたちと町の剣道場に通っていたこと、ある時義経流という古い流派が京都にあることを知り独学で義経流を勉強した、そして二年前に剣道場をやめ自らを義経流の後継者を名乗った

平？「弁慶が義経流か…」

西「俺は…俺はもともと弁慶より義経の方が好きやった！義経になりたかったんや！」

か「………」

西「そやけど義経は頭に取られ盗賊団で一番上にたつ俺は弁慶の呼び名を付けられたっちゅうわけや」

平？「仏像を独り占めしようとした理由はやはり金のためか！」

西「そうや！でも私欲やない！洛中に義経流の道場を作るためや！この寺…頭が住職やっててな、廃寺になった後も管理は頭がしとったんや！ほんで義経流の道場として使わせてもろとった。そやけど３ヶ月ほど前に頭が死んで寺は壊されることになった、もう道場として使われへんようになるんや！」

平？「一つだけ聞いておきたい、龍円さんは利用しただけなんだな？」

西「そうや、前から仏像の話聞いててな、俺があの手紙山龍寺に届けたら案の定相談に来よった、それで毛利小五郎に依頼するように仕向けたんや
ﾌｯ!桜をやったのはあの男の手を借りんでも仏像を売る相手を見つけられたからや、今はインターネットいう便利なもんがあるさかいな」

どこまでもアホなやつやな(∀)

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