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30話 ページ31

コナンは、蘭をキッドに託そうとしていた






コナン「大丈夫だよ、Aなら俺だっておぶれる。

それに、コイツだけはぜってぇ…しなせねぇよ」









そんな話をキッドとしていると再び鍾乳洞が大きく崩れ始めた











そして、キッドは咄嗟に蘭を抱き抱え、コナンは













落ちていくAの手を掴んだ
















コナン「キッドー!蘭を頼んだぞ!」


キッド「くっそー…かっこつけやがって…」













コナン達を助けに行きたいキッドだが、鍾乳洞が激しく崩れていく中、












蘭を抱いて落ちてくる岩を避けならがら飛ぶだけで精一杯だった



















そして、コナンはサスペンダーを瓦礫に引っ掛け







Aの手を握りしめながら、逃げ道を探していた













コナン「まだ逃げ道はある。この子どもの身体なら…」










ズルっ














片手でAの手を握りしめているコナン











サスペンダーを使って、ぶら下がってはいるものの










離れそうになるAの手














コナン「…クッソ…、ぜってぇ離さねぇからな…」















そして体勢を変えてAをおぶり、向日葵用の脱出シューターを目指すコナン














「…ん…しん、ちゃん…?」


コナン「気が付いたか?」


「…ん…ハァハァ……ら、ん…は?」


コナン「蘭なら大丈夫だ。キッドがついてる」


「…よかっ、た…」














意識が戻ったAだが、呼吸は荒く体力の消耗は激しいままだった












コナン「しっかり捕まってろよ?」


「…いいよ…ハァハァ…新ちゃん、だけ…」


コナン「何言ってんだよ!んな事出来る訳ねぇだろ?」













足でまといになる自分を置いていけと言うAと









少しばかり口論になるコナン












そんな中、鍾乳洞の崩落は止まる事無く、2人を襲う










Aの体を引き寄せながら、脱出シューターに逃げ込むコナン












そして、芦屋の向日葵を見つけて、たどり着いたのは地底湖。













コナン「大丈夫か?」


「…うん……ハァハァ…」










何とか地底湖から顔を出した2人









しかし、Aの体は冷えきっていて震えていた










コナン「意味ねぇかもしんねーけど…」










震えているAを見て、自分のベストを着させるコナン











「…新、ちゃん、は…?

寒く、ない?」

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作者名:ちさドン♪ | 作成日時:2020年2月7日 14時

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