崖っぷちホテル２ (ページ21)

今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:69,815 hit

68話ページ21

宇海「大チャンスですね！」

佐那「え？」

「大チャンス？」

こんな時にも宇海さんはチャンスだと言っている

宇海「今朝の新聞だけでもホテルインヴルサの

文字を17ヶ所も見つけました！」

宇海さんの話によるとホテル認知拡大の

大チャンスなんだとか。

そしてお出迎えの時間。

佐那「welcome to...」

ピエール「please let me…」

？「えーっと…私達…」

時貞「ん？え？日本語？」

マナヒラ王国の7人の王女達はみんな

日本語を喋っていた。

時貞「失礼ですが、国王と王妃は？」

？「あ、別のホテルに泊まっています」

佐那「え？」

？「お父様にどうしても。と言われて

私たちだけで来ました！」

笑顔の可愛い王女がそう言った

佐那「そうですか！かしこまりました」

？「で、お願いがあるんだけど…」

気難しそうな王女からの注文が入り、

今は事務所に戻ってみんなでミーティング中。

時貞「いよいよ7人の王女がお越しになった」

時貞さんは捜査会議のような空気を出していた

時貞「うちにいらしたのは7人の王女のみ！

しかし、いきなり問題が…」

「問題って…？」

時貞「ピエール！」

時貞さんに代わってピエールさんが説明してくれた

ピエール「それぞれ別の部屋に入られました」

佐那「長女のイレーネ様、三女のサーラ様

五女のコンスタンサ様はボルドソルスイートに。

次女のニーナ様、四女のヨハンナ様

六女のロクサーヌ様はガルスイート。

そして七女のナディア様は202号室に宿泊されます」

裕子「どうやら…」

みんなで知ってる情報を共有する

時貞さんの話によると長女側の３人は

かなり真面目で気難しいタイプらしい。

そしてピエールさんの話によると次女のニーナ様たちは

イケメンを注文したり自由奔放らしい

…ん？イケメン…？

竜くんもあっちに行っちゃうのかな？

そんな事を考えてたら宇海さんからの提案が聞こえてきた

宇海「お客様の要望を全力で答えましょう？

今から皆さんの配置を発表します！」

「ダメ！！ダメです！！」

立ち上がって大きな声をあげた為、みんなから注目された

佐那「ちい？どうしたの？」