崖っぷちホテル２ (ページ19)

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66話ページ19

「そうじゃなくて…」

心配かけたく無かった…。と竜くんに言えば

こっちの方が心配するに決まってんだろ？

そう言われてしまった

江口「…それに…あれだ。」

「？？？」

江口「ちいを支えて守るくらい出来るから…」

その言葉はボソっとだけどちゃんと聞こえていた

「え？」

江口「…だから…好きだって言ってんだよ！

ちいの事が…」

顔を赤くして突然の竜くんからの告白。

嬉しかった

「………………」

江口「…返事は…？」

「…好き。私も…竜くんが好き…」

小さくだけどそう返事をして竜くんに抱きつくと

最初は驚いていた竜くんだけど抱きしめ返してくれた

ハル「いや～良かったですね！」

長吉「やっとくっついたんか！」

突然の声にビックリした私と竜くん

「…え？居たの？」

枝川「バッチリ見てたわよ！笑」

江口「いつからだよ！」

裕子「ほぼ最初からです！」

あっさりと言い切った裕子ちゃん。

丹沢「違いますよ？ちいちゃんが目を覚ました

って言うから見に来たら…」

ピエール「なんか空気重くて様子を見ようって

事になりまして…」

なんてみんなに説明された

尚美「ちいちゃん、大丈夫そうだし」

大田原「お2人の邪魔はしたくありませんので」

丹沢「仕事に戻ります！笑」

江口「おい、何だよ！それ」

佐那「では皆さん！戻りましょうか！笑」

佐那までこんな感じだし…。

ー数時間後ー

江口「じゃあ、俺そろそろ帰るわ！」

「…一緒にいたい…」

江口「はぁ？！」

竜くんの驚いた声が部屋に響く

「だってさ…違う部署になって寂しかったんだもん…」

私が素直に言えば竜くんは＂じゃあねぇなぁ＂

って言いながら一緒に居てくれた

ー次の日ー

昨日までの体調とは打って変わり

調子が良くなっていた

「ウフフ。おはよ！」

江口「…おう」

目が覚めれば隣には竜くんがいる

江口「はい、検温」

竜くんから体温計を受け取り熱を測る

ーピピピー

「はい、竜くん！熱ないよ？

仕事しても良いでしょ？！」

覗き込んでそう聞けば間近にある竜くんの顔があって

昨日の事を思い出す