4話 ページ4
「俺様は全然大丈夫だぜ。無駄に鍛えてるからな」
ドックン
ドックン
え、え、え、?
「つーか、この時間に学校にいるっつー事は忘れ物でも取りに来たのか?」
頭が真っ白になる
何も考えられない
「……、そうです…………?」
「なんで疑問形になんだよ変なやつだなお前」
目がチカチカする程眩しい笑顔でケセセと彼は妙な笑い方をした
ドックン
「外すげー暗えしこん中帰んの大変だろ。送って行ってやるよ。なんかお前誘拐されそうな顔してるしな」
ドックン
ドックン
「……………………………し…」
「あ?」
「ご心配無く!!!!!!!!!!!」
私は自分が何をしてるのか頭の整理が追いつかないスピードで
来た道をまたもや全速力で戻った
息が切れる程走った。
「…っ!はあっ」
まって
知らなかった
こんな気持ちを知らない
何これ
張り裂けてしまいそうな感情
真っ暗なはずだった時間に
あの一瞬だけが輝いて見えた
世界が眩しい程に輝いて見えた
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作者名:夢々煙 | 作成日時:2017年10月15日 20時