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第4章 - 14話 ページ14

「…ぅ」

ぼうっとした感覚のままで目を開ける。
視界がうまく、定まらない。
酷く、喉が渇く。
全身が、痛い。熱い。
「…起こしちゃったかな。今オレの部屋に来たとこだよ。」
聞き覚えのある声。
誰だっけ。
脳が、うまく働かない。頭が痛い。
「さっき病院で銃弾だけ抜いてきてもらった。
毒の方は、処置できないって。」
何を言っているのか、よくわからない。
誰かの背でただ全身の痛みだけを感じる。
「降ろすよ。」
誰かが私をゆっくりとどこかに、多分、ベッドの上に降ろした。
ぼやける視界で相手を顔を見る。よく見えない。
腕を上げて、顔を触る。
「誰…?」
うまく言葉が出ない。喉が焼けそうだ。
手首を掴まれる。
「クロロだ。分かるか?」
クロロ、ああ、そうか。
あれ、でもなんでこうなってるんだっけ。
わかんない、でもとにかく、痛い、熱い。
水が、水が飲みたい。
「喉が、乾いた…」
「ああ。」
クロロが私の上半身を起こす。それだけなのに体が痛む。
水が、口の中に入ってくる。うまく、力が入らない。
少しずつ喉に水が流れ込んでくる。
しばらくそうして、乾きがおさまった。
またゆっくりと倒される。
意識が霞んできた。
「…で…。」
私、今なんて言ったんだろう。
わからない。

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ねこ@自己満小説(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2021年12月6日 7時) (レス) @page15 id: d675a829f6 (このIDを非表示/違反報告)
零落*・reira(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!これからもこの作品をよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2020年2月18日 7時) (レス) id: 5e63a1d1e7 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - 合格おめでとうございます!!続編めちゃめちゃ嬉しいです!2も楽しみにしてます〜! (2020年2月18日 4時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零落 | 作成日時:2020年2月16日 15時

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