《名探偵コナン》瞳の中の暗殺者

30話 ページ31

ボソッと呟いた言葉は









コナンの耳にも届いておらず、空き缶を空中に投げて









風戸の場所を探していた









コナン「そこか！」









噴水が止まると同時にキック力増強シューズで空き缶を蹴る









コナン「喰らえ！！！」


風戸「うわぁぁ…」









緊迫した空気が流れる中、発砲前に空き缶を蹴り、









見事、顔面に当たり風戸は気を失い倒れ込んだ。









コナン「ふぅ〜」









その間に風戸のライフルを蹴飛ばし遠ざけた









「ありがと…新ちゃん！」


コナン「！！…え？」


「思い出したよ、全部！！」









ニコッと笑顔を見せるAは記憶を取り戻していた









安堵の空気が流れる中、急にコナンがはじき飛ばされた









「！！！ コナン君！！！」









Aがコナンに駆け寄ろうとすれば風戸がコナンにナイフを突きつけた









風戸「貴様から片付けてやる！！」









コナンに振りかざされたナイフ









「辞めてー！！！」









Aは咄嗟に風戸の元に突っ込んだ









「ｯｯ…ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ…」









風戸を突き飛ばし、コナンから離したAは









そのまま倒れ込んだ









コナン「！！！ Aっ！！！」









立ち上がる事さえも出来ずにいるAの腕からは









ナイフが当たったのか、血が出ていた









「ｯｯ…ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ…」









再び緊迫した空気が流れる中、Aとコナンを探していた蘭が近くを通りかかった









蘭「コナン君！！ A？！」









風戸「どいつもこいつも面倒だな…」









そう言いながら今度はAにナイフを振りかざした





風戸「やはり、レディーファーストといこうか」









蘭「！！！」









嫌な予感を感じとった蘭は風戸が持っていたナイフに









回し蹴りをして折った









風戸「……え……？」









何がなんだか分からずに固まっている風戸 京介。









蘭「私、空手の都大会で優勝してるの」


風戸「…空手…？都大会…？優勝…？」









蘭の怒った声とは反対に風戸は顔を青ざめる









蘭「おりゃぁぁぁ…」









Aを危険な目にあわせた怒りをそのままぶつける蘭は









風戸のお腹を何度も突き、終いには回し蹴りをお見舞いした

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