《名探偵コナン》瞳の中の暗殺者

29話 ページ30

そして、やって来たのは









科学と宇宙の島。









走りながらコナンが時間を確認すれば









風戸がライフルを持って追って来ているのが見えた









コナン「ヤツだ！」


「…え？」









撃たれないようにAの手を引き、隠れて身を潜めるコナン









風戸「ここで終わりにしようじゃないか、コナン君」









ライフルを発砲しながら風戸が喋る。









風戸「それに君達には、もう逃げ場がない」


コナン「…………」









キョロキョロと周りを見回すコナン。









タイミングを見計らって目的の場所へと向かえば









風戸が発砲した弾丸がコナンの腕に当たる









コナン「！！！」


「コナン君…？大丈夫…？」


コナン「…大丈夫…ｯｯ、腕を掠めた、だけだから…」









急所では無かった為、痛みはあるものの致命的にはならなかった。









風戸「言ったろ？もう、逃げ場は無いって」


コナン「今、ここでAを撃てば友成 誠さんの

無実が証明されてしまうんじゃないのか？」









痛みに耐えながら風戸と会話をするコナン。









風戸「そうなんだよ、友成は消すつもりだったんだが…

さて、ここは…レディーファーストかな？」









風戸はコナンに向けていたライフルをAへと向けながら近付く。









コナン「…10…9…8…」









Aにライフルを向ければカウントダウンを始めたコナン。









その姿にAは見覚えがあるも、再び訪れた頭痛…









「……ｯｯ……」









頭痛に耐えながら必死に記憶を取り戻そうとするA









「…え…？コナン、君…？

…もしかして………ﾊｧﾊｧ…」









風戸「何かのおまじないかな？」









何も知らない風戸…









そして、コナンと一緒にカウントを始めたA









コナン･A「…3…2…1…」









すると、タイミングよく噴水が吹き出した。









風戸「……ん？」









噴水に囲まれている風戸。








少し離れた所で噴水に守られているAとコナン。









Aがふと風戸の方を見れば噴水の中から









ライフルが突き出されていた









「！！！！」









その姿は佐藤刑事が撃たれた時を再現しているかのようで、









思い出すAの記憶…









「…思い出した…

…新ちゃん…」(ﾎﾞｿｯ)


コナン「僕から離れて！」

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