《名探偵コナン》瞳の中の暗殺者

32話 ページ33

コナン「起きて平気なのか？」


「うん…、新ちゃんと喋りたいし」


コナン「いつでも喋れるだろ？」









照れているのか、少し口調の強いコナン。









しかし、起き上がるAの体をしっかり支えていた









コナン「それより！もう、あんな無茶するんじゃねぇよ」


「え？」









首を傾げるAにコナンは包帯で巻かれた









Aの腕を指さした








「あぁ、これ？大丈夫だよ！それに…







新ちゃんに何かあった方が、嫌だもん！」




コナン「…………」









Aの言葉に何も返せないでいるコナン









「あ、そうだ。」









空気を変える為、Aが違う話題をふった









「新ちゃん、あの時、プロポーズの言葉聞いてた？」


コナン「え？！」









それはいつかの結婚パーティーでの事









「お父さんがお母さんにしたプロポーズの言葉！

あれ、記憶を取り戻す為に言ってくれたんでしょ？」


コナン「……？」









話が見えないコナンはキョトンとしていた









「だって、新ちゃんの好きな人は

お姉ちゃんだもんね？」


コナン「！！！」









色々と誤解をしているAに思わずため息が出たコナン









コナン「…はぁ…」


「新ちゃん？」


コナン「いや、何でもない…」









なかなか伝わらないコナンの感情に肩を落とす









コナン「今日はゆっくり休めよ？」


「うん…？」









一緒に寝るかと思っていたAだが、









コナンが自分の部屋に戻る姿を見て首を傾げていた









「おやすみ！」









そして、自室に戻るコナンをベットの上から見送った









fin.

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