《美少女戦士セーラームーン》小さなプリンセス

負傷したキング ページ15

ちいの盾となり、マントで身を守るも









マントは引っ掻き破られ、キングの身体は傷だらけだった









キング「…っっ…」


ムーン「まもちゃん！！！」





キング「…逃げろ…ちい…」


「…パパ…？」


キング「早く…逃げるんだ…っっ」









ダイモーンは容赦なく襲い攻撃を仕掛けてくる








キング「…っっ…」


「…パパ…？？…パパ…？？」









キングの力も尽きかけ、トドメを刺そうとした時…









「いやー！！！！！」 ーピカー









ちいの身体から強力な光が放たれ、ダイモーンは消滅した









「………」〜フラ〜









身体の力が抜け倒れそうになったちいをみちるが支える









みちる「大丈夫？」


「…みちるさん………パパは…？」









朦朧とする意識の中、衛を探しているちい









衛「…っっ…うぅ…」


うさぎ「まもちゃん？！どうしたの？」









急に苦しみ出し息が荒くなった衛









亜美「衛さん、凄い熱…！」


うさぎ「えぇ？そんな…」


せつな「これだけ負傷しているのです

無理もありません…」


みちる「早く手当てをしなければ…」


はるか「彼女も少し休ませよう」









はるかがみちるの腕の中で息を荒らげて眠っているちいを見つめる









レイ「うさぎも少し休んで？」


うさぎ「でも…」


亜美「ちびうさちゃんの事も後の事も私達に任せて！」









パレスに戻り、衛は手当てを受け、ちいとうさぎは休んでいた









が、目を覚ましたちいはこっそり部屋を抜け出した









はるか「こんな所に居たのかい」


みちる「まだ寝てないと…」


「…大丈夫だもん…ケホケホ…」


せつな「無理をしてはいけませんよ？」


ほたる「ちいちゃん、お部屋に戻ろう？」


「…イヤ！！ここにいる！！

パパと一緒にいるの！！！」









衛の部屋にいるちい。







数日経っても下がらない衛を前に









ずっと離れず看病しているちい









「………」


みちる「…はるか…」


はるか「ずっとなのか？」


みちる「えぇ、そうよ」


せつな「そろそろ彼女の体調も気になりますね」









遠くからちいの様子を見ている３人









そしてようやく衛の傷が治り熱も下がった









衛「心配かけたな」


うさぎ「もう大丈夫なの？」


衛「あぁ、平気だよ」


「…パパ…！！！泣」









衛に甘えていたちいだった

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