Awesome Ordinary (ページ37)

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アイスと引き換えにページ37

　
　
Jw「A、チュセヨは？」

「チュセヨ」

Jw「可愛く」

「・・・じゃあいい」

Jw「なんでよー！！」

Ty「何やってるの？」

「オッパ！ジョンウがいじめてきます！」

仕事終わりの宿舎のリビング。

Aとジョンウの間にはアイスのカップが一つ。
食べたいAと愛嬌が見たいジョンウの攻防戦みたい。

Jw「いじめてないし、僕にもオッパって付けて！」

「ジョンウ」

Jw「ヒョン！Aが反抗期！」

NCTとしてデビューしてすぐの頃、Aは愛嬌担当として番組やらインタビューやらでよくやっていた。

MCの人に振られると、メンバーから「Aが…」と差し出され、いつの間にか愛嬌担当になっていた。

デビュー当初、Aには特に男性ファンが多かったし、メンバーである俺達も男メンバーの愛嬌を見るよりAの愛嬌を見たい気持ちが強かったからだと思う。

その後、ドラマに出たり、実際のAを知ってもらう姿が増えたりで愛嬌はいろんなメンバーに回るようになった。

Ty「あの頃のAはすぐに愛嬌してくれたよね」

「誰ですか、やらせてたのは」

Jw「A、あーん」

ぶすっとした顔でジョンウが差し出したアイスを食べる姿さえ可愛い。

Jw「昔はやってくれたのに、なんで最近はやってくれないの？」

今度はジョンウがぶすっとした顔でアイスを食べる。

「だって昔は、あんまり言葉がわからなかったから」

Ty「え？」

「言葉がわからないからそんなに恥ずかしくなかったんです！」

Jw「でも喋れてたじゃん」

「喋れるけど、そんなに深く考えてなかったし！」

Ty「そんな理由だったの？」

「私からしたら語尾を可愛く言うのは言い間違いみたいなものだったんです」

「ジョンウ、アイス頂戴」

Jw「最後の一回！本当に可愛く言ってくれたらいいよ？」

いつの間にか食べ勧めたようで、最後のひとくちをちらつかせ、Aに相京させようとするジョンウ。

そんな事しなくたって、アイスを見つめるAは十分可愛いのに。

「おっぱ、ちゅせよ？」

Jw「あいごっ！！どうぞ？」

前言撤回。

大人びたAの愛嬌は、昔とはまた別物の可愛さがありました。

「オッパどうしたんですか？」

Ty「可愛すぎて心臓痛い、」

Jw「ヒョン面白すぎるんだけど笑」

Ty「ちょっと、記録のために残しておこ？もう一回やって」

「寝言は寝てから言ってください。」