今こそキスのタイミング (ページ5)

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フードトラックがたくさん出店する中、さっき通った道をもどる。

こんなに人がいたら見つけられないかな、って思ったとき「いた！」

大きなマッチョなお兄さんに話しかけられて縮こまっているヘチャンに駆け寄ると
「Aヌナァ〜！」と泣きそうな声。

「(君この子の連れ？)」
「(はい、そうです)」
「(よかった。この子迷子みたいだったから。でも英語話せないみたいでどうしようかと思ってたんだ)」
「(そうだったんですね)」

怖そうに見えたお兄さんは、ヘチャンが迷子の子供に見えたようで
話しかけてくれていたらしい。

ヘチャンは怖いお兄さんに絡まれたと勘違いしたようで、
優しく話しかけてくれていたにも関わらずビビってしまったらしい。

優しいお兄さんに丁重に挨拶をし離れる。

「Aヌナっ！」お兄さんも離れた途端ぎゅっと抱きついてくるヘチャン。

「お兄さん優しい人だったよ？」
Hc「俺もう、韓国帰れないかと思った、」
「大丈夫だよ〜」

半泣きのヘチャンを抱きしめ返してゆらゆら揺れる。
なんだか少し歳の離れた弟みたいで可愛い。

今までも弟みたいだと感じることは多かったけど、今日ほど可愛いと思ったことはない。

「へチャン、みんな心配してるから戻ろう？」

少ししてヘチャンの肩を押せば簡単に離れた。
その代わりと言ってはなんだが指を絡め、腕をぎゅっと組まれる。

「歩きづらいよ、」
Hc「次ヌナとはぐれたら韓国帰れなくなる！」

何を言っても聞かないヘチャンを連れてみんなのところに戻れば
心配そうな顔をしたテヨンオッパとドヨンオッパが駆け寄ってきた。

ヘチャンを見つけた時の状況をみんなに伝えれば
2人は「怖かったねぇ」とヘチャンを慰めたけど、
他のメンバーは涙を流して笑っていた。

その後はというとカメラが回っていない時は右腕をジョンウ、
左腕をヘチャンに掴まれ、テイルオッパはジョンウのTシャツの裾を握っていた。

おてて繋いでみんなのところに戻ろう。