今こそキスのタイミング (ページ27)

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リクエストをどうぞページ27

DREAM撮影でやってきた海も山もきれいな場所。

ソウルから少し離れていて、朝日のもと撮影の予定だったからメンバーと一部のスタッフさんは前乗りすることになった。

先輩方の活動が一段落付いたから、とAちゃんが来てくれて本当にご機嫌のヘチャンです。

用意されたご飯をメンバーと食べ、ロンジュンとマクヒョンはちょっとお酒も飲んで気持ちよさそう。

Aちゃんもほかのスタッフさんと食事会があると言っていた。

ご飯食べ終わったら絶対に部屋に来てね！！と2枚のうちの1枚、カードキーを持たせたけどまだ来ない。

Aちゃんに電話をかければ後ろで『2件目行く人ー！』と募っている声が聞こえる。

そんな中Aちゃんから「私もう酔っぱらったので、」と断る声が聞こえて安心する。

今日来ているスタッフはAちゃん以外全員男だから食事会も本当は行ってほしくなかったけど、
そこにも口出しするのはどうなのか、と心の中で葛藤している間に行ってしまった。

電話を切って少したったころ、ロックの解除音と扉のあく音がする。

「早かったね？」
扉のほうに声をかけてみるけど返事はない。

「Aちゃん？」
空耳？と扉のほうに行けばしゃがみこんでいるAちゃん。

「え、大丈夫？」
心配になって腕をひっぱるとだらーんと力の入らない体。

「へチャン、」
「わぁ、飲みすぎだって…」

腕を引っ張れば、「へへっ」と笑って立ち上がったはいいものの足元がおぼつかない。

こちらに体重を預けてくるから、ぐっと腰を引き寄せ支える。

雑にベッドに下しても何が面白いのかへらへら笑っている。