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上級生から、スネイプはスリザリンを贔屓するとAたち1年生は聞いていた。
ほかの寮の子達は嫌かもしれないけど、正直スリザリンにとっては嬉しい。
ドラコと話しながら歩いていると、すぐに魔法薬学の教室に着いた。
教室は少し寒く、壁にずらりと並んだガラス瓶の中でアルコール漬けの動物がプカプカと浮いている。
ド「A、こっちだ。隣に座るだろう？」
『 うん、ありがとう』
一瞬ハーマイオニーに声を掛けようかと思ったが、ドラコが椅子を引いてくれていたので後で話すことにした。
スネイプはまず出席を取った。
そしてハリーの名前まできてちょっと止まった。
スネ「あぁ、さよう。
ハリー･ポッター。我らが新しい──スターだね」
ドラコやクラッブ、ゴイルは冷やかし笑いをする。
スネ「このクラスでは、魔法薬調剤の微妙な科学と、厳密な芸術を学ぶ。
ふつふつと沸く大釜、ゆらゆらと立ち昇る湯気、
人の血管の中をはいめぐる液体の繊細な力、
心を惑わせ、感覚を狂わせる魔力……
諸君が魔法薬学の見事さを真に理解するとは期待しておらん」
クラスはシーンとしている。
スネ「我輩が教えるのは、名声を瓶詰めにし、
栄光を醸造し、死にさえふたをする方法である。
──ただし、我輩がこれまでに教えてきたウスノロたちより諸君がまだましであればの話だが」
クラス中が一層シーンとなった。
やっぱり魔法薬学は難しいんだ……
でも、だからこそ、早く魔法薬学を学びたい。
いつかセブルスさんに認めて貰えるようになりたいなぁ。
その為にも、スリザリンは贔屓されるという
好条件を最大限に利用しないと！
Aが1人ワクワクしていると、突然スネイプが
「ポッター！」と呼んだ。
スネ「アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを
煎じたものを加えると何になるか？」
ハリーの方を見ると「降参だ」という顔をしていた。
ハーマイオニーが空中に、高々と手を挙げている。
だがAもハリーと同様、答えが分からない。
入学前に教科書は読んだが、そこまで覚えていなかった。
まずは地道に勉強しないとダメみたい……
とりあえず、ノートに書かなくちゃ。
スネ「チッ、チッ、チ ──有名なだけではどうにもならんらしい」
それから、また何問かスネイプが質問をするが
ハリーは答えられない。
その度にAは自分のノートにその質問を書きうつす。
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とまと - 最近読み始めたんですが面白くて大好きです!!更新頑張って下さいね\(^∀^)/ (2019年9月22日 1時) (
レス) id: 782253d27d (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - ソラソラさん» ソラソラさん、読んで下さってありがとうございます！初めて小説を書くので、そう言って貰えてスゴく嬉しいです。更新するのが遅くて申し訳ないです…… 頑張りますので、宜しくお願いします！！ (2018年12月10日 0時) (レス) id: aa13dd2619 (このIDを非表示/違反報告)
ソラソラ(プロフ) - 更新頑張ってください、！ドラコの小説好きなので嬉しいです！これからも楽しみにしてます、！ (2018年12月9日 16時) (レス) id: 82b25ccfa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月瀬 | 作成日時：2018年10月1日 0時
