13 ページ14
そのクスクス笑いの中から、急に男の子の声が聞こえた。
ド「本当なんだな、汽車の中で聞いた
この中にハリー･ポッターがいるって話は。」
ハリー･ポッター？
あの生き残った男の子が……
それより、今の声はドラコ君だ。
いないと思ってたらそんな前にいたのね？
「僕はマルフォイだ。ドラコ･マルフォイ」
すると、赤毛の男の子がクスクス笑いを誤魔化すかのように軽く咳払いをした。
あの子、人の名前を笑うなんて失礼ね。
隣にいる男の子があのハリー･ポッターなのかな？
ド「そのうち家柄のいい魔法族とそうでないのとが分かってくるよ。
間違ったのとは付き合わないことだね。
そのへんは僕が教えてあげよう」
ハ「間違ったのかどうかを見分けるのは自分でもできると思うよ。
どうもご親切さま」
ドラコはハリーに手を差し出して握手を求めたが、ハリーは応じなかった。
ドラコ君もドラコ君ね。
あんな言い方しなくても、素直に仲良くしようって言えばいいのに。
私と話してた時はあんな喋り方じゃなかったと思ったんだけど……
もしかして不器用なのかな？
私たち新入生がざわざわしていると、マクゴナガル先生が戻ってきた。
マク「さあ行きますよ、組分け儀式がまもなく始まります。1列になってついてきてください」
大きい二重扉が開き、そこを通って大広間に入った。
『わぁ！凄く素敵！』
空中には何千ものろうそくが浮かび、
天井はまるで天空のように雲が浮かんでいる。
テーブルには既に上級生たちが着席し、キラキラ輝く金色のお皿やゴブレットが置いてあった。
椅子の上には、組分け帽子が置かれている。
前に寮の組分けをする時は、帽子をかぶるんだってパパから聞いたことがある。
マク「名前を呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り、組分けを受けてください。
ハンナ･アボット！」
「ハッフルパフ！」と帽子が叫んだ。
それからB、C、D、Eと順調に組み分けが進んで行った。
ーーそして、いよいよ「F」
マク「A･フローレス！」
私、A･フローレスの「F」になった。
少しドキドキするけれど、私の寮は既に決まっている。
それに、Aはその寮に入ることを強く望んでいる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とまと - 最近読み始めたんですが面白くて大好きです!!更新頑張って下さいね\(^∀^)/ (2019年9月22日 1時) (
レス) id: 782253d27d (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - ソラソラさん» ソラソラさん、読んで下さってありがとうございます！初めて小説を書くので、そう言って貰えてスゴく嬉しいです。更新するのが遅くて申し訳ないです…… 頑張りますので、宜しくお願いします！！ (2018年12月10日 0時) (レス) id: aa13dd2619 (このIDを非表示/違反報告)
ソラソラ(プロフ) - 更新頑張ってください、！ドラコの小説好きなので嬉しいです！これからも楽しみにしてます、！ (2018年12月9日 16時) (レス) id: 82b25ccfa7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月瀬 | 作成日時：2018年10月1日 0時
