コード・ブルー

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(緋)Aおはよう
(あ)おはよう。

出勤前の更衣室。

(緋)今日はAがヘリ担当なんだね！
(あ)あ、そっか。今日ヘリ担当か
(緋)えぇ、忘れてたの？
(あ)あ、うん。

(Aの心の声)
そっか、今日はあたしがフライトだ。


着替え終わって院内を回る。

黒田先生とすれ違う形になった時、声をかけられた

(黒)今日のフライトで腕を見る。
(あ)はい。
(黒)昨日の藍沢、現場判断でのあの結果をお前はどう思う？

(あ)あたしはあの現場にいなかった。いたのは藍沢くん。あの時の処置をしたのも藍沢くんです。もしも早く違う処置が出来ていれば。もしもあの時、藍沢くんじゃなくて、三井先生や森本先生がいたら。なんていう言葉は使いません。救命に「もしも」という言葉はないですから。

(黒)その通りだ
(あ)昨日の結果が全てだと思います。命が助かっただけ良かったと、


「プルルルル、プルルルル」


(三)「翔北救命センター」

「ドクターヘリ要請です。爆発事故により多数けが人が出ている模様です。」

(藤)ば、爆発？

(三)「爆発事故というのはどのくらいの規模ですか？多数というのは正確に何人？安全確認は？」

「まだ詳細が分からない状態です。」

(三)「.....分かりました。ドクターヘリ出動します。詳細は追って連絡ください。」

「ドクターヘリ、エンジンスタート」
「ドクターヘリ、エンジンスタート」
「ドクターヘリ、エンジンスタート」

黒田先生と話していると
ドクターヘリ要請が鳴った。

あたしと黒田先生は走ってヘリに向かう。

ヘリに行くとフライトナースの冴島さんがいた。

(冴)爆発事故の様です。多数巻き込まれています。タッチアンドゴーでドクター呼びますか？
(黒)そうだな、三井、藍沢、白石でスタンバイしてもらおう。
(冴)はい！伝えておきます。

(あ)「こちら翔北ドクターヘリ。患者情報をお願いします。」

「患者情報です。爆発事故により吹き飛ばされている人や火傷を負っている人、様々です。まだ安全確認が出ていないので中の様子はまだ分かりません。」

(あ)「分かりました。」

(黒)A、冴島。分かってるだろうな

(あ)安全確認が出てから処置します。

(黒)くれぐれも怪我のないように。ドクターが巻き込まれちゃ使い物にならん。患者を増やすだけだ。

(あ.冴)はい。

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