story356 ページ16
隆平side
章「マルのせいやなんて思うてへんよ。
心陽と同じくらいの女の子見えたから
咄嗟に守らなって思って
自分がどうなるかなんて考えへんと
身体動いてもうたんやろ。
ほんまに…っ…Aのあかんとこやわ…
もっと自分も大切にせーへんと…」
ブツブツ言いながらも優しい顔しとって、
きっと章ちゃんはAのそういう所も
好きでいてくれてるんやろなって。
けどほんま、
心陽ちゃんのことでなら分かるけど
他の子のことでこんなんなってたら
身体もたへんで…ボロボロになってまう。
隆「…とりあえず早くドレーン入れて
呼吸楽にしたげな…っ」
章「マル胸腔ドレナージできるん？」
隆「できなくはない、けど…
亮ちゃんに連絡取ってみる。」
もちろん俺も知識はあるし
小児の救急外来もやっとるから
何度か経験はあるけど…
ここはやっぱり
経験豊富そうな亮ちゃんにお願いしたい。
そう思って電話かけたんやけど…
『はい、錦戸医師のPHSです。』
隆「あれ？」
出たのは全く知らへん人。
隆「錦戸先生は、電話出れますか？」
『錦戸医師は本日、
学会に参加のため不在ですが…』
隆「あっ……そうやった…」
そういえばちょっと前に
そんな話聞いたような気もする。
隆「すいません、ありがとうございます。
……亮ちゃんおらんかった…。」
章「どうしよか…」
本来であればここは
救急のドクターか呼吸器外科のドクターに
コンタクト取るところやけど。
ただでさえ痛くて怖い処置を
知らないドクターから受けることは
Aにとってかなり負担になるやろう。
隆「……俺がやる。」
章「…大丈夫なん？」
隆「何度かやったことあるから大丈夫。
章ちゃんAの傍に付いてたって？」
こうして悩んでる間にも
Aはずっと苦しんでるわけで。
一刻も早く楽にしたげなあかん…。
章「…わかった。
頼むなぁ、マル…っ…」
胸腔ドレナージ、
自信があるわけとちゃうけど…
俺がAを助けたるんや。
隆「ごめんな、A。
待たせてもうたね…(撫」
「んっ…はぁ……りゅうくっ…(泣)」
章「ごめんごめん、
もう一人にせーへんからね。
ずっと傍におるよ(撫」
「ｸﾞｽｯ…んっ……しょう、ちゃ…っ…(泣)」
心細かったんか、
Aはポロポロ涙を流しとった。
もう絶対、寂しい思いさせへんからね…。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - ゆうかさん» こんばんは！いつもお読みいただきありがとうございます(*^^*)妹ちゃんの喘息は確かに最近書いてなかったですね〜。了解です。公開はまだ先になると思いますが、待っててくださいね(>_<) (2020年9月20日 22時) (
レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ゆうちょんさん» ゆうちょんさん、いつもありがとうございます(^^)なるほど！院内学級に赴任は考えてなかったです…！もしどこかでそういう場面書けたら、入れてみようと思います。ありがとうございました！ (2020年9月20日 22時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - ゆめさん» ありがとうございます(><)！ではそんな感じで書かせていただきます。公開できるのはまだ先になると思いますが、待っててくださいね！ (2020年9月20日 22時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく拝見させていただいております(^^)早速なのですが、リクエストさせていただきます！久しぶりに妹ちゃんの喘息のお話でなかなか良くならないみたいな感じのお話が見たいです！お忙しいと思いますが是非お願いしたいです！！！ (2020年9月20日 5時) (レス) id: 19a7833aba (このIDを非表示/違反報告)
ゆうちょん - いつも楽しく拝見してます！櫻井先生は高校＋中学教員免許を所持設定で院内学級に赴任の話はどうでしょう？丸ちゃんと２人で仲良く話してたシーンが印象的だったので丸ちゃんと櫻井先生で再会してほしいです☆医療系ストーリーとはそぐわないようなら飛ばしてください。 (2020年9月18日 23時) (レス) id: 1c0c587baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2020年8月2日 14時
