EXO×レイ ニョルレイ ページ3
レイヒョンは俺にとってだけじゃないと思うけど、不思議な人だと思う
「夜更かしですか」
ベランダに出て、風に当たっていたところをチャニョルが声をかけてきた
そちらの方を向かずに、頭だけを振る
「なんでこっち見てくれないんですか」
少し甘えたような声を発しながらこちらへ近づいてきた
隣に立って、手すりに手をかけるチャニョル
そこでようやく、僕はそちらに目をやった
腕全体を手すりにかけて、前のめり状態から姿勢を正す
「あまりに月が綺麗で、目を奪われて、離せなかったんだ」
「目を奪われてただけだから夜更かしじゃないんですか」
笑みを含んだ声に、もう一度今度は縦に振る
これは夜更かしじゃないよ
何かと問われれば、明確な答えは出せないけれど
「月が綺麗」
そう呟いて、また視線を月に戻す
月明かりでぼんやりする周り
その影に隠れたように見えるも、やはり主張をしている
太陽の光を反射したその輝きに、目を奪われているんだ
「あなたを愛している、でしたっけ」
「あー、確かにそんな意味があったね」
すっかり忘れていた
「じゃあチャニョル、月が綺麗だね」
「えっ」
久しぶりに見たその困惑顔を両手で挟んでやると、元から大きな目をさらにかっぴらいて固まった
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重刄 - ジンニムと爺さん» コメント、ありがとうございます！応援に応えられるよう頑張ります！ (2019年9月23日 22時) (
レス) id: 8de989e0db (このIDを非表示/違反報告)
ジンニムと爺 - 更新、頑張ってください！陰ながら応援させていただきます！ (2019年9月23日 22時) (レス) id: 2feb5b9973 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重刄 | 作成日時：2019年8月26日 20時
