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#1内緒で 〜G#06〜 ページ2

#1 内緒で 〜G#06〜

 A「ここが…甲子園球場……!」
 
 人の声が大きくて、野次がいっぱい飛び交っていて。
 
 いつも彼がとってくれている席とは似ても似つかない席。

 その分ファンの声援も聞こえるし、なによりガラス越しじゃなく勇人が観れる。

 女1「坂本選手格好いい〜!!」
 女2「あの笑顔が良いよね!」

 ビックリして隣を見れば、勇人のユニフォームを着た女の子たちが。

 やっぱり人気あるんだ。

 ベンチで喋っている勇人を目を凝らして見ていると。

 目があった。
 そんな気がした。

 A「…って、そんな訳ないか。」

 でもそこから勇人は落ち着きをなくして、あっちへいったりこっちへ行ったり、わたわたしてる。

 そばにいる選手たちも、みんな勇人を怪訝そうな目で見つめていた。

 坂本「……! …!」
 A「へ……??」

 しっかりと私を見て、勇人が口パクしてくる。
 
 坂本「(なんでおんねん! 来るんやったら先言えよ!!)」

 あたふたしている勇人を見ていると、なんだか楽しくなってきて。

 声を上げずに、くすくす笑ったら、勇人はぷくっと頬を膨らませ、じとっと一睨みしてネクストへ歩いていった。

 軽く素振りをして打席に立った勇人は、一球目を見逃し、二球目を大きく打った。

 心地よい快音が響いて。

 
 A「嘘……、勇人ホームラン??」



 坂本「さぁ、なんで言わんかったんか教えてや。Aちゃーん?」
 
 にやにや意地の悪い笑みを浮かべるこいつは、さっきまでマウンドで輝きを放ってたようなやつとは別人で。

 A「この目で直接プロ野球選手をしてる勇人を見たかったの。応援歌も歌いたかったしね。」

 坂本「……なんで…。。。」

 うつむき気味な勇人に、いまになって急に不安になってくる。
 確かに言わなかったことは悪かったかも…。

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おのちゃん - わかりました!ありがとうございます! (2019年11月23日 23時) (レス) id: e79e6fee7a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おのちゃんさん» もしそれでも出来なかった場合は、またご連絡いただけるとありがたいです!! 出来たとしても、よろしければレス欲しいです…! (2019年11月23日 22時) (レス) id: fbddcb2225 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おのちゃんさん» 初めまして! わかりにくくて申し訳ありません…。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Doting-love/をコピーして頂いて、URLをYahooかGoogleに貼っていただけると見つかるはずです…。あと、設定の方からR18OKの設定にちゃんとできているかの確認もお願いします! (2019年11月23日 22時) (レス) id: fbddcb2225 (このIDを非表示/違反報告)
おのちゃん - すみません。URLって言うのがよくわからなくて、どうやったらできますか? (2019年11月23日 17時) (レス) id: e79e6fee7a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - yuuさん» よかったです! (2019年10月20日 3時) (レス) id: fbddcb2225 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゃんでぃー | 作成日時:2019年6月17日 14時

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