殺戮の天使ザック 短編

いるはずのない君 ページ4

｢ヒャハハハハ｣

そんな不気味な笑い声とともに現れた君に私は固まった。

怯えているレイチェルをよそに独り見とれている。

なんでこんな所にザックが？

だけど途中でハッっとして

｢レイチェル逃げて！｣

って、叫んだ。

この状況じゃあ私も逃げた方がいいのかも
知れないけど、とてもそんな気になれなかった。

と言うより足がすくんで転けた。

｢……あ？｣

上からは物凄く不機嫌な声が聞こえて来る。

あ、多分切られるなコレって。

思って目を瞑る。

ごめんレイチェルこんな頼りなくてごめん

と心の中で何度も謝っていたけど、ふと疑問に思う。

しばらくしても、あの短気なザックが私を切っていない。

えっ？と思って目を開けると

呆れるような目でこっちを見下ろしているザックが目に入る。

ハァ……とため息をつくと腰を下ろした。

未だに状況を掴めていない私をよそに
私の右腕を引っ張って立たせる。

そしてそのままザックの温かい胸の中に押し込まれた。

｢……ったく、お前はドジのままだな｣

物凄く呆れた声で言われた。

｢……ザック私のこと気づいてないかと思ってた｣

｢な訳ねぇだろ、A｣

私を呼ぶ声がとても懐かしくて、ひどく落ち着く。

｢お前なんでここに居るんだよ｣

｢え、分かんない｣

｢やっぱりドジだな｣









『あ、そうだレイチェル！』

『お前本当にドジだな』

『う、うるさい』











すっぽかしてごめんなさい。
久しぶり過ぎて感覚が掴めぬ……
おかしいところ多々あると思いますが
大目に見てください←

君の笑顔は反則だから　※夢主結構喋る→←まっすぐみつめて

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