. ページ33
YG「Aは、これからずっとここにいるのか？」
不安気にそう零す彼。
何度も彼との繋がりを断ち切ってきた私の行動は彼を少し弱くしてしまったのかな。
ひどいことをしてしまったというのに、私の為にそんな表情を見せる彼が愛おしい。
「一応そのつもり。」
私の言葉に表情を柔らかくしたユンギ。
ねえ、私は貴方を笑顔にできるのかな。
いつも悲しい顔をさせてしまっていたのに。
「ユンギは、どうして来てくれたの…？」
もう一度、同じ質問を投げかける。
YG「Aのことが…大切だから…」
それに、俺が傍に居たいから。
少し照れたように視線を逸らし、そう言い切った彼。
どこまでも優しい人ね、貴方は。
だから、遠くから見守ろうって決めたのに。
「私と居たら、また面倒ごとに巻き込まれるかもしれないのに？」
少しふざけてそう話す。
YG「1人で抱え込ませたくないからな。」
さっきとは打って変わって、少しも照れることなくそう言い放つ彼。
今度は私が面食らってしまい、ちょっと照れくさい。
「ユンギは本当…優しいね…」
YG「お前だからだよ。」
彼の見せる表情、彼がくれる言葉はどれも甘ったるいくらいに優しくて。
それが私自身に向けられているという事実に高揚する。
私がずっと欲しかった、ユンギの本当の優しい気持ち。
変わらずそれを与えてくれる彼には感謝してもしきれない。
それからは、近況を話したりと穏やかな時間が流れた。
ずっとこんな優しい時間が流れればいいのに。
そう願わずには居られなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 475人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» 作品を読んでくださり、感謝します。気分を害すなど、とんでもないです！少しでも楽しんで頂けたようでしたら、嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2020年12月3日 17時) (
レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - 土星さん» そうなんですね！…失礼しました…とても詩が心にくるものだったので、もしかしたら何かの詩を元にしたのかとかになりコメントさせていただきましたら。気分を害してしまっていたらすいません。とてもこの作品に感動しました。 (2020年12月3日 17時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» この詩は一応、自分で考えたものです。でもよく書かれるような内容なので、既存の何かしらと似てしまったのかもしれません。 (2020年12月3日 7時) (レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - この詩は何の詩ですか？なにか見た覚えもあるような気がして… (2020年12月3日 3時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：土星 | 作成日時：2020年10月21日 18時
