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今後の対応についてはまた後日話し合うこととなり、現場へ向かった。
以前ユンギとの関係を聞いてきたおしゃべりなメイクの女の子はまるで別人のように何も話さない。
きっと、今朝出た記事のことを知っているのだろう。
いつものように淡々と進んでいく撮影。
だが明らかに空気が以前のものと違う。
恐らく、ここにいる大半が私の熱愛記事をどこからか知ったのだろう。
中には酷く冷たい視線を向けてくる者までいた。
―――――――――――――――――――――――
休憩になり、楽屋に戻って漸くひと息をつく。
MG「大丈夫…？」
「うん…」
平気なわけないけれど、もう過ぎてしまったことはどうしようもない。
メイク直しのため、席に着くと今朝と同様浮かない顔をしているメイクの子。
「…ごめんなさいね。」
思わず口に出た言葉。
「軽蔑するでしょ、こんな女。」
自嘲気味に話すも彼女は目を合わせようとしない。
憧れていると、きらきらした目で話してくれたのに。
目蓋を閉じようとした瞬間、小さな声が聞こえた。
メイク「軽蔑とか…しないです…」
ゆっくり、目と目が合う。
メイク「きっと何か理由があるんだって…ユリさんは、その…素敵な人ですから…」
そう言って笑いかけてくれる。
きっとお世辞だとか建前の言葉なんだと思う。
それでも、静かに傷付いていた私の心が少し軽くなった。
過去のことを明かさずに、女優を辞めようと思っていた。
だけど、ユリに憧れを抱いていた人がいる。
そして私の大好きなユリが、酷い女だと思われたままなのはとても嫌だ。
「ありがとう。」
私はこの世界を去る前に、やらなければならないことがある。
そう確信した。
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土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» 作品を読んでくださり、感謝します。気分を害すなど、とんでもないです！少しでも楽しんで頂けたようでしたら、嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2020年12月3日 17時) (
レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - 土星さん» そうなんですね！…失礼しました…とても詩が心にくるものだったので、もしかしたら何かの詩を元にしたのかとかになりコメントさせていただきましたら。気分を害してしまっていたらすいません。とてもこの作品に感動しました。 (2020年12月3日 17時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» この詩は一応、自分で考えたものです。でもよく書かれるような内容なので、既存の何かしらと似てしまったのかもしれません。 (2020年12月3日 7時) (レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - この詩は何の詩ですか？なにか見た覚えもあるような気がして… (2020年12月3日 3時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：土星 | 作成日時：2020年10月21日 18時
