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YGside
収録が終わり、指定されたホテルに向かった。
あんな男の言うことを馬鹿正直に信じるなんて…
そう思う反面、本当にAに関係することだったらと考えると向かう以外の選択肢なんてなかった。
指定された部屋を探すと、完全に閉じられていない扉が目につく。
まるで入ってこいとでも言うように、わざと鍵を外に出していたその扉。
ここに…Aがいるのだろうか。
中からは少し声が聞こえるが確信は持てない。
ここに俺が呼ばれたのは何かしらの理由があるのだろう、そう考えて室内へ入る。
そこには、あの男に組み敷かれ少し乱れた服装でベッドに横たわるAの姿があった。
YG「…何してんだよ。」
思わず溢れた俺の声、それは今にも消えそうな程に弱々しかった。
「ユン…ギ…？」
俺の名前を呼んだのはまぎれもない彼女で。
目の前に広がる受け入れ難い現実に、頭痛がしてくる。
YG「何してんだって聞いてんだよ。」
「ちが、これは…」
YG「いいから離れろよっ！」
我慢できず、男の腕を掴み彼女から引き離す。
そいつはにやにやしながら俺のことを一瞥し、口を開いた。
GB「彼女が夜な夜などこへ出掛けているのか、これでわかったでしょう？」
YG「…どうせ無理矢理なんだろ。」
どうかそうだと言ってくれ、そう祈るようにAを見るが彼女は俯いたまま目を合わせてくれない。
YG「消えろ…」
GB「これは、彼女の合意のもと行ってるんですよ。」
YG「黙って消えろって言ってんだよ！」
話を続けようとする男の胸ぐらを掴み睨みつける。
そいつは相変わらずにやにやしたまま。
GB「仕方ないですね、今日の所は帰ります。」
そう言って服装を正しながら部屋を出て行った。
相変わらず俯いたままの彼女へ近づき、そっと手を伸ばす。
Aはびくっと怯えた様子を見せ、漸く俺をまっすぐ見た。
「ごめん…なさい…」
ごめんごめんと謝罪を繰り返す彼女に返事が出来ないまま、乱れた服を正していく。
あいつは合意の上だと言った、でもどうして？
彼女がなぜこんなことを受け入れたのか理解が出来ない。
帰りが遅くなったのは前からで、その時からあいつとこんなことをしていたのだろうか。
追いつかない頭のまま、漸く俺が口に出来たのは彼女の名前だった。
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土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» 作品を読んでくださり、感謝します。気分を害すなど、とんでもないです！少しでも楽しんで頂けたようでしたら、嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2020年12月3日 17時) (
レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - 土星さん» そうなんですね！…失礼しました…とても詩が心にくるものだったので、もしかしたら何かの詩を元にしたのかとかになりコメントさせていただきましたら。気分を害してしまっていたらすいません。とてもこの作品に感動しました。 (2020年12月3日 17時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
土星(プロフ) - （≧∇≦）さん» この詩は一応、自分で考えたものです。でもよく書かれるような内容なので、既存の何かしらと似てしまったのかもしれません。 (2020年12月3日 7時) (レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
（≧∇≦）(プロフ) - この詩は何の詩ですか？なにか見た覚えもあるような気がして… (2020年12月3日 3時) (レス) id: d81d3472fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：土星 | 作成日時：2020年10月21日 18時
