February ページ20
THside
Aは、まだ帰ってこない。
先月行われた手術は無事成功し、今は経過観察中だ。
あれからも、こまめに時間を見つけては連絡を取っている。
時差のせいでたまにすれ違う時もあるが。
ジミニとAの個展に行ってきた。
最後の写真を見て、ねえ！これ！
そう騒ぐ彼を黙らせるのには苦労した。
―――――――――――――――――――――――
事務所に集められたメンバー。
PDの目の前に立つ。
PD「Aさんについてだが、」
Aの病気のこと、手術が終わったことをゆっくりと説明される。
俺とグク以外のメンバーはみんな、驚いていた。
JM「病気だったなんて、知らなかった…」
そう涙ぐむジミニの背中を撫でる。
PD「問題が無ければ、今月中には帰ってこれるらしい。」
RM「また、専属に戻るということでしょうか？」
PD「彼女にはそうお願いしている。」
ただ、どうするかは彼女次第だ。
PDの言葉に各々の反応を見せるメンバー。
YG「俺は、戻ってきてほしい。」
一番に声をあげたのは、意外にもユンギヒョンだった。
それに続くように、みな戻ってきてほしいと言う。
PD「わかった。彼女には再度お願いしてみる。」
その一言で解散となる。
退室していくメンバーに続くと、唐突に名前を呼ばれる。
PD「テヒョン。」
TH「はい。」
立ち止まり、振り返る。
PD「もう、間違えるな。」
TH「…はい。」
お辞儀をして扉を閉める。
隣には、にやにやしながらこちらを見るジョングガ。
JK「もう、間違えちゃだめですよ、ヒョン！」
そう言って笑う。
JK「あー、なんかお腹空いた。ヒョンなんか食べに行きません？」
ヒョンの奢りで。
生意気な顔をしながらこちらを見るグク。
TH「そうだな。」
答えると、やったー！と言いながら駆け出すグク。
JK「今日はテヒョニヒョンの奢りですよ！」
そう他のメンバーに伝える。
いつもだったら罰ゲーム。
でも今はそんなことも気にならなかった。
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土星(プロフ) - maiさん» はじめまして。作品を最後まで読んで頂きありがとうございます。感想まで貰えるなんて…気に入っていただけたようで嬉しいです！ありがとうございました！ (2021年1月14日 16時) (
レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - はじめまして。最後まで止まることなく、一気に読んでしまいました。。とってもとっても素敵な作品で、感動と苦しい気持ちで涙を流しました。すごくすごく素敵でした。本当にありがとうございます。 (2021年1月13日 21時) (レス) id: 736a2e8b49 (このIDを非表示/違反報告)
土星(プロフ) - kaoringさん» まさか感想を頂けると思っていなかったので、コメントを残して貰えて嬉しいです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。次回作も書き始めているので、のんびり頑張ります！ (2020年10月20日 19時) (レス) id: fe9093fdaf (このIDを非表示/違反報告)
kaoring(プロフ) - この感動と切ない想い、うまく伝えられず心苦しいのですが、読み終わり胸がキューーーッて…。素敵な作品読ませていただき本当にありがとうございます！次回作も楽しみに待ってます！ (2020年10月20日 19時) (レス) id: 20b1e055a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：土星 | 作成日時：2020年10月17日 1時
