良くない ページ3
『良くない……良くないなぁ。』
普段口にもしないような言葉が無意識に出てしまう。
あの後は結局、私はザカオさんを慰める言葉も、みんなが感動するような良い言葉も
出てこなくて、お店を出てザカオさんと別れてからはただただ頭を抱えていた。
家に着いた後も、しなければいけない動画の撮影だってあるというのに、それすらも
撮る気になれず、ただベッドに横になっていた。
『ていうか食べて来ちゃったし。』
撮る予定だった動画は、以前投稿したダイエット動画の結果報告の動画。
でも私はそんなことも考えずに、ザカオさんと美味しい中華を頂いてしまった。
『明日でいっか。』
うん、明日の朝一にでも計ろう。
そうと決めたら、まずは今日投稿する溜めておいた動画の一本を編集しなければ。
意を決してゆっくりと起き上がり、私は編集用のパソコンの元へと向かった。
ザカオside
ザカオ「何なんだろうなぁ〜……。」
モトキ「何が。」
ザカオ「……何なんだろうなぁ。」
モトキ「お前それ十回以上言ってるけどまだ言うつもり？」
そるとさんと別れて、特に用もないのにシルクの家やって来た。
それなのに、何故かここにいるのはモトキだけ。
そしてモトキは今日の俺の愚痴に付き合ってくれる。
本当に、良い友達を持ったものだ。
ザカオ「そるとさんとさぁ……デート行ったじゃん？」
モトキ「本人はそのつもり無いだろうけどね。」
辛辣なコメントを挟んでくるが、それでも文句は言わずに
愚痴を聞いてくれるモトキな中々心が広いと思う。
ザカオ「それでさぁ、お店決めるまではもう最高だったのにさぁ、お店にリスナーさん
いてさぁ、もう回りのこと気にしてばっか。なーんも楽しくない。」
がっかりもしてるし、そるとさんの姿が今はないので気が緩んでしまい、若干
話し方も適当になっている気がする。
モトキ「一般人とは言えね、俺らもそるとさんも登録者いっぱいいるでしょ？
そんなの町中にリスナーさんいても可笑しくな______」
ザカオ「______町中じゃないって！」
しょうもないことにツッコむと、モトキは苦笑しながら溜め息をついた。
モトキ「んー、とりあえずさ。ダンスの動画撮るんでしょ？
良かったじゃん、また会う機会が出来て。」
ポジティブかよ。とツッコむと、モトキは可愛らしい笑顔を此方に向けた。
モトキ「まぁ、騒ぎは収まったみたいだよ？」
モトキがスマホの画面を向けてきたので見てみると、それはそるとさんの呟きだった。
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つくし - パスワードはなんですか？気になって、つづきがみたいです！ (2022年3月6日 8時) (
レス) id: 1c2909bdd7 (このIDを非表示/違反報告)
でうい - やめちゃうんだよね、……。（；＿；）知ってからずーっと泣き続けました。学校でも思い出すと、泣きそうです。いままでお疲れ様でした！また帰ってくることをずーっと願っていますし、あんな嫌な人達にも負けず頑張ってください！（＾_＾）それでは、最後にアデュー！ (2018年3月20日 21時) (レス) id: 171605a508 (このIDを非表示/違反報告)
桐タンス(プロフ) - ドルンさんが大好きでした…。いまは、占ツクのことは忘れて（忘れられないと思いますが…。）ゆっくりと休んでください。ドルンさんが辞めてしまうのはすごく悲しいです…。 (2018年2月23日 1時) (レス) id: 20311d9488 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - やめちゃ、、うの？ (2018年2月16日 23時) (レス) id: c9a8dcc171 (このIDを非表示/違反報告)
美沙紀(プロフ) - 深夜に長々とコメント失礼しました(._. ) (2018年2月16日 2時) (レス) id: 7f0ac68bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドルン x他1人 | 作成日時：2018年1月9日 17時
