淡々と ページ36
マサイside
はじめ君に言われて、俺たちは日を改めて謝罪することにし、一度シルクの家に戻った。
今いるメンツはシルクにザカオにダホに、俺。
ボーッとしていると
インターフォンが鳴った。
マサイ「ん…あっ。」
そこにいたのは、モトキとぺけだった。
とりあえず扉を開けて、二人を中に入れる。
そして、今の状況を話す。
ぺけはしょんぼりし、モトキは神妙な
面持ちになった。
するとモトキがおもむろに立ち上がり
シルクに近付いていった。
モトキ「ちょっとは喋ったら？」
モトキは決して怒鳴ることもなく
微笑みかけながらシルクにそう言った。
すると、ずっとうつむいていたシルクは
ゆっくりと顔をあげて、モトキの目を見る。
その目には、いつもの輝きはなかった。
シルク「……俺さ。」
やっと……俺たちに向けて喋った。
シルク「終わったね。」
ポツリと呟いた。
決して、悲しそうでもなければ
怒ってもいない。
何の感情もなく、ポツリと。
モトキ「………」
モトキはシルクの言葉に顔を歪める。
するとシルクは淡々と話を続けた。
シルク「俺、嫌われたなぁ。」
誰も、何も言えなかった。
最悪だ、俺たちはどうすればいい？
ザカオ「……責任とれよ。」
いつになく低い声でザカオがそう言う。
シルクは目線だけをザカオにやった。
ザカオ「俺はそるとさん好きなの！
お前が嫌われたら、俺は
どうしたらいいんだよ！」
ザカオは声を大にして言う。
シルクは顔色一つ変えず、ザカオを
見ながら口を開いた。
シルク「俺だけでいい、嫌われるのは。」
きっとザカオは、シルクが嫌われたら
必然的に自分も嫌われると思っている。
確かにそれもあながち間違ってはいない。
ザカオ「嫌われること前提かよ……。
嫌われないようにしろよ。
自分の意思で謝れよ、馬鹿。」
ザカオが頭を抱えながらシルクに言うと
シルクは考えるような素振りを見せた。
シルク「謝ったら……いいか。」
シルクがそう言った瞬間、シルクの目に
だんだん光が戻ってきた。
シルク「……うん、俺謝るわ。」
シルクがそう言うと、メンバーの顔が
明るくなった。
ぺけたん「良かった〜……。」
モトキ「ダーマにも知らせないとね。」
その光景を見て、シルクが優しく微笑む。
何だか久しぶりに見た気がする。
こいつの笑顔。
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るは - 半身浴の回で事務所加入発表が、ゲーム実況者のキヨと同じくだりで面白いですね！どんどん読み進めます笑笑 (2019年4月2日 7時) (
レス) id: b29849f9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづっち(プロフ) - 私と誕生日同じですね！ (2018年3月28日 17時) (レス) id: 9c9eeacd7f (このIDを非表示/違反報告)
ドルン(プロフ) - わこうさん» コメントありがとうございます！一歩間違えると炎上も免れない勘違いです…w どうなるんでしょうか……！ご期待頂けると幸いです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年1月6日 14時) (レス) id: e5e3998927 (このIDを非表示/違反報告)
わこう - 結構ヤバい勘違いじゃないですかぁ ど、どうなっちゃうのぉぉぉ (2018年1月3日 11時) (レス) id: 0eb2d0dbac (このIDを非表示/違反報告)
柚子(プロフ) - ドルンさん» 応援し続けます！！ (2017年12月23日 0時) (レス) id: 5b8337cc04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドルン x他1人 | 作成日時：2017年9月18日 23時
