【いみちぇん！】新たな御筆とふしぎな夢 (ページ20)

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恋バナ開始っ！！…17 ページ20

モモside

ごはんも食べてお風呂も入って。

完全に寝る準備のできた私たち。

シロちゃんは寝ちゃったけどね

「じゃ、おやす」

「まったー！お泊まりといえば？」

？お泊まりといえば？

「え？なに？」

「恋バナでしょー！」

あ、そう、なのか？

「えーっと、つまり？」

「恋バナはじめっぞー！」

えぇぇぇぇぇ！？

まってまってまって。

こ、恋バナぁ？

あ、私だけ知らないふりしよう！

「まずは、誰にする？」

わぁお。

リオとみずきちゃんはもう、ワクワクしてる。

朝子ちゃんは顔を赤らめてる、かな。

シロちゃんはぐーぐーねてる。

心愛ちゃんもワクワクしてるけどどこか不安気。

「えっと、す、好きな人がいる人はっ？」

心愛ちゃんが前のめりになって聞く。

ど、どうしようっ。

…いないっていうのは簡単だけど、嘘をつくことになる。

朝子ちゃんは手を挙げてる、し！

私はちーっちゃく手を挙げた。

「わぁ。モモと朝子いるんだ。だれ？だれ？予想付いてるけどね～」

えっ？

そ、そんなにわわわかりやすいかかな？

ボンッと顔が赤くなっていく。

「まずは、朝子！最近夏海とどう？」

「やっぱ！2人とも付き合ってるんね！」

「と、とくにどうも。」

「えー、デートとかは？」

「…塾があるから、受験が終わってからかしら」

「塾めー！」

「つっぎはー、モ・モ！」

みんなの視線が集まる

「ひぇぇぇぇ。む、むりっ。」

「矢神くんととは進展あった？」

「え？2人って付き合ってたの？てっきりりょうかた…いけないいけない」

「付き合ってない！そんなことありえないって！」

「アタシは、いないかな～。」

「みずきも！」

「シロは寝てるし、心愛だね！次は！」

すると心愛ちゃんは待ってましたというように身を乗り出した

え？そんなワクワクするのっ？

自分が言うのに？

「…恋ってどういう感情？」

え？

えええ？

「「「「えぇぇぇぇぇぇ？」」」」

え？

こ、心愛ちゃん好きな人いるのかと思ってました。

それかもうとっくに付き合ってるとか…

心愛side

？

え？驚くこと？

そんな？

いやだってさ、恋ってどういうのかわかんなかったら意味なくない？

うんうん。

正論だよねっ。

シロもちょーっと起きそうになってるし。

「？え？なんでおかしい？」

「心愛ちゃんって、」

私って？

「とっくに。」

とっくに？私がとっくに？

うん！わからん！

「付き合ってるんじゃないのぉー？」

……へっ？