最年長には子供がいる

＊(ur side) ページ43

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『ミンギュや〜、足痛くないか？すぐ止められなくてごめんね。いじめたくてほっといた訳じゃないんだけど、収まるかと思って…。怖かったな〜』

MG｢足は大丈夫、だけ、ど…Aヒョンが練習できな、くなって…｣

『あ〜泣かないの泣かないの笑ヒョンのことはきにしな〜い!!ごめんね〜笑ほら、こっちおいで?』

足を気にするミンギュを連れて社屋を出て人目につかないベンチへと座る。
泣いてしまったミンギュを呼ぶとしがみつくように抱きついてくる。相当堪えたんだなぁ。
…はぁ、ホシや。なんであんなこと言ったんだよ…。

『足痛いって言い出せる雰囲気じゃなかったもんな〜、ごめんなカバー出来なくて。…ほら、だいぶ腫れちゃってる。捻った？気づけなくてごめんね。本当。』

MG｢謝らないで…!ひょん、わるく、ないじゃん、!!｣

『いやぁ？笑悪いよ。仲間の不調に気づくのも俺の仕事だからね〜笑』

『それにしても、ホシったら言い過ぎだよねっ!』

MG｢う、ん…怖かった｣

頭や背中をリズム良くトントンとしていると、可愛い弟はようやく落ち着いてきた様だった。

『さて、どうする？足は医務室で処置してもらうとして、宿舎帰りたくないよね？』

自分の胸の中でこくり、と頷く弟の頭を撫でながらこれからを考える。

『ミンギュ』

MG｢なに…?｣

『…ヒョンと逃げちゃう？』

MG｢なにそれ笑｣

『今日くらい大目に見てあげる。一緒に気分転換行こっか』

少し明るくなった弟の顔を見ながら思いついた考えを口に出す。
自分よりも体格が大きいはずの弟なのに、小動物のように感じられておもわず可愛いな、なんてことを思う。

マネヒョンに"ミンギュと泊まりで宿舎を離れます。危険なところには行かないのでメンバーには秘密で笑あ、ミンギュにも一応連絡したことは秘密で笑"とメッセージを入れて立ち上がる。

『よし、まずは処置だね。せっかくだし車椅子にのろうよ笑』

MG｢大袈裟だよ笑｣

『いいのいいの笑休める時に休みなさ〜い』



ミンギュの足の処置が終わったあと一度宿舎でソウを拾って再度出発。

｢にに、どこ行くの？みんぐだけ？｣

『秘密〜!今日はミンギュだけだよ!今日のミンギュは2人だけのもの!!』

MG｢ひょ〜ん!!愛してる〜!!｣

『ちょっと!!運転中だから危ないよ笑ソウのこと見てて〜』

MG｢ていうかAヒョンの運転初めてかも｣

『家族以外で乗ったのはミンギュが初めてだよ〜』

やば！照れる！なんて声を聞きつつ俺たちは逃避行に出た。

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