回復 ページ36
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『ありがとうございました、もうここには来ないようにします笑』
医｢はい、我々も皆様方がもうこちらへ来ることがないように祈っておりますよ。でも、何かあった際にはすぐに来てくださいね。皆様の為にも、皆様を支える方々の為にも。｣
独特のツンとした匂いにも慣れた頃、ようやく殺風景な部屋の中での生活を終えた。
活動期や自分のスケジュールと被らなかったことが不幸中の幸いだと思いつつも、やはり今まで行われてきた仲間との生活に穴を開けてしまった罪悪感で胸がつかえる。
自分は宿舎でそんなに役割を与えられていたわけじゃないけど、ルーティーンのような、無意識下での役割分担ってあるじゃん？ない？あるよ。
病院の裏口に停められた車に乗り込み、ふと外を見るとそこまで久しぶりな訳でもないはずの宿舎への道がなぜか懐かしく感じる。
『今日はみんな練習に行ったんでしたっけ？』
MN｢あぁ。帰ってきてすぐに会いたいところだろうがみんな出払ってる。くれぐれもAはすぐに激しい運動するなよ。まずは沢山食べて休め。｣
『はーい』
そういえば今日帰るって誰にも言わなかったな。どれだけ宿舎は散らかってるかな。ソウに会いたいな。泣いちゃうかな。
取り急ぎソウを見てくれているおばさまに連絡をして、車に揺られること十数分。
気づけば見慣れた宿舎の扉の前に立っていた。
普通なら意を決して開けるところだけど誰もいないしソウに早く会いたいからとさっさと開ける。
｢にに!?ににきた!?｣
リビングから聞こえる愛しい声に思わず笑みを零しながらその足を進める。
と同時に黒い塊が足に衝突。
ソウだった。
｢にに!!おかえり!!!あいたかった!!!!!!｣
『ただいま〜いい子にしてた?』
あ〜我が弟ながら癒されるなぁなんて思いながらあのね、あのねと自分がいなかった間の事を話そうと意気込むソウを見る。
『ソウ、寂しくなかった？にに急にいなくなってごめんね。』
"寂しい" "ごめん"
その単語を聞いた途端に先程までの明るい顔が曇り始めた。
やばい、そう思った時にはもう遅かった。
｢っっなんで！いなくなったの！！！こわかった！！！さみしかった！！！｣
この年で実兄に置いていかれる状況は堪えるよな…。
わんわんと泣く弟に心が締め付けられながら、彼を抱き上げる。
『ごめんね、怖かったね。ににが悪いよ。これからはずっと一緒にいるからね。』
胸の中でぐずぐずと泣く声を聞きながらメンバーの帰りを待った。
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むむ(プロフ) - ヨハンさん» 毎回感想を下さりありがとうございます…!すごく力になります!逃避行でににもリフレッシュ出来たみたいです ︎❤︎︎ホシとミンギュについても彼らがどう動くのか、見守って頂ければ嬉しいです! (2021年12月16日 14時) (
レス) id: 114d51732d (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - ABCMMWさん» 気に入って頂けて凄く嬉しいです…＞＜ ︎❤︎︎ホシとミンギュの喧嘩の行先、ぜひぜひ見守って下さい〜! (2021年12月16日 14時) (レス) id: 114d51732d (このIDを非表示/違反報告)
ヨハン(プロフ) - たくさん続き出ててうれしいです！！！ミンギュとにに達の逃避行可愛すぎる…！ホシくんとミンギュもちゃんと仲直りできるかな、ドキドキ… (2021年12月14日 16時) (レス) @page47 id: 4d64febedc (このIDを非表示/違反報告)
ABCMMW(プロフ) - めちゃ面白いです！ホシとミンギュがどうなるか楽しみです！！ (2021年12月12日 1時) (レス) @page47 id: 7edb3135d9 (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - ヨハンさん» 応援ありがとうございます＞＜❤︎長らく更新ができておらず申し訳ございません;;これからまた少しずつではありますが更新致しますのでお楽しみ頂けると幸いです…☺︎ (2021年11月25日 9時) (レス) id: 114d51732d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むむ | 作成日時：2021年7月15日 18時
