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『ボノニ、』
反対されることは想定内。
しかしグループきっての平和主義者が反対したことで、メンバー内でもどよめきがおこる。
『理由を聞いても？』
バーノンがメンバーからの視線なんて無かったように淡々と話し始める。
VN「Aヒョンが覚悟をしてここへ弟を連れてきたことは理解してる。でも納得はできない。」
SG「ちょっと…！」
スングァンが反論しようとしてくれたが、制止する。
続けてぽつりぽつりとバーノンが話し始めた。
VN「俺たちがただのサラリーマンや主夫なら手放しで喜んで受け入れるよ。だけど、アイドルだ。スクープだとかそういうのを除いてもリスクがありすぎる。俺らは朝にここを出て真夜中と言ってもいい時間に帰ってくることも少なくない。」
先程まで緩んでいた空気が再び引き締まる。
VN「その間、弟の様子を見るのは誰？Aヒョン？マネヒョン？…だれもここに留まっていられないよね。厳しいことを言うけど、小さい子は1人で生きられないんだよ。」
"確かに"とどこかで聞こえる。今までまっすぐ向き合ってこなかった問題を愛する弟に突きつけられ思わず閉口する。
『えっと…それは』
MN「それは心配ない」
何とか打開策を打ち出そうと喋りだした時、今まで黙っていたマネヒョンが言葉を遮った。
MN「問題ないぞ、そこは。」
マネヒョンがバーノンと俺の顔を交互にしっかりと見てもう一度はっきり言い放つ。
SC「どういうことですか？」
MN「先に代表へ許可を取りに行ったんだが、代表が言うには"アイドルは保育士じゃないんだから"だと。 あの人も素直じゃないな。」
言葉が上手く理解できなかった。
『ヒョン、すみません。もう一度お願いします。』
マネヒョンがわざとらしく咳払いをして言う
MN「代表が、お前たちが不在の間弟の様子を見てくれる人をあてがってくれたんだ。弟が一人で生活出来るまで、の条件付きだけどな。」
まさか、代表がそこまで気にかけてくださっているなんて。
あまりにも想定外だった為に空いた口が塞がらない。
全員が微笑みながらこちらを見ていた。
VN「それなら、安心だね。じゃあ、賛成。」
SC「改めて、異議のある人。」
手を挙げる者は居なかった。
『じ、じゃあソウは…？』
JS「俺たちと一緒に住もうよ」
WW「小さい子の世話とか初めてだ」
MG「わぁ！絶対楽しいよ！」
メンバーの暖かさに緊張がほぐれまた涙が出てしまった。
今度こそ止まりそうにない。
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むむ(プロフ) - ヨハンさん» 毎回感想を下さりありがとうございます…!すごく力になります!逃避行でににもリフレッシュ出来たみたいです ︎❤︎︎ホシとミンギュについても彼らがどう動くのか、見守って頂ければ嬉しいです! (2021年12月16日 14時) (
レス) id: 114d51732d (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - ABCMMWさん» 気に入って頂けて凄く嬉しいです…＞＜ ︎❤︎︎ホシとミンギュの喧嘩の行先、ぜひぜひ見守って下さい〜! (2021年12月16日 14時) (レス) id: 114d51732d (このIDを非表示/違反報告)
ヨハン(プロフ) - たくさん続き出ててうれしいです！！！ミンギュとにに達の逃避行可愛すぎる…！ホシくんとミンギュもちゃんと仲直りできるかな、ドキドキ… (2021年12月14日 16時) (レス) @page47 id: 4d64febedc (このIDを非表示/違反報告)
ABCMMW(プロフ) - めちゃ面白いです！ホシとミンギュがどうなるか楽しみです！！ (2021年12月12日 1時) (レス) @page47 id: 7edb3135d9 (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - ヨハンさん» 応援ありがとうございます＞＜❤︎長らく更新ができておらず申し訳ございません;;これからまた少しずつではありますが更新致しますのでお楽しみ頂けると幸いです…☺︎ (2021年11月25日 9時) (レス) id: 114d51732d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むむ | 作成日時：2021年7月15日 18時
