第三百五十話「ご子息のゴリアテ君になります(二度目)」 ページ25
グレイグ「気持ちはわかるぞホメロス、俺も前の時間軸でこの事実を知った時あまりの事に人目もはばからず"NO"と叫んだ覚えがある」
イレブン「そういえばあったねそんな事も…」
〜神様移動中〜
〜ソルティコの町にて〜
第二人格「はい、ということでやってきましたソルティコの町…大丈夫シルビア、覚悟決まった？」
シルビア「えぇ…怒ったパパは今でも怖いけど、あの時と違ってパパがアタシの道を認めてくれてたって知ってるからずっと心が楽よ」
第三人格「よし、一応我々も同伴するにはするけどメインで動くのはあんただし頑張ってきなさいシルビア」
〜神様移動中〜
〜ジエーゴ邸にて〜
シルビア「パパ…その、ただいま」
ジエーゴ「…誰だテメェ？」
A/グレイグ「「貴方/師匠のご子息のゴリアテ君になります/ゴリアテです」」
ジエーゴ「…こいつァマジだ、テメェゴリアテじゃねェか！どの面下げて帰ってきやがった！」
シルビア「ッ、待ってパパ！あれだけの啖呵を切って家を飛び出したのに夢を叶えていないままで戻ってきてしまったのにはワケがあるの！アタシだって道半ばで諦めたわけじゃないわ！」
ジエーゴ「ほお？だったら聞かせてみやがれ、そのワケってヤツを！」
シルビア「勇者の星が墜ちて、空に黒い太陽が現れたでしょう？あれがあるままでは人々は心の底から笑顔にはなれないの…だからアタシ、黒い太陽をなんとかする。そして明るい世界を取り戻して、今度こそ夢を叶えてみせるわ！…それでね、パパにお願いがあるの。あの邪悪な黒い太陽に立ち向かうために、パパの力を貸してくれないかしら？」
グレイグ「…師匠、私からもお願いします。今世界は禍々しい気配に満ちています、この闇を祓うためにお教えを請いたいのです」
ジエーゴ「…ハッハッハ！こいつァ傑作だ、十数年ぶりに顔を見せに来たかと思えばこの俺に"力を貸してほしい"だと！？…いいだろう、あのデカブツをぶっ壊すまでとことんお前らに協力してやらァ！」
シルビア「えっ、パパそれホント！？」
ジエーゴ「おう！テメェみてェなドラ息子だろうが何だろうが、困ってる人を助けるのが騎士道ってもんだ！騎士に二言はねェ！」
第二人格「あっ、あー…ジエーゴさん、そのセリフ言っちゃうと…」
ゴクオー「…ジエーゴサン、アンタこっちの時間軸でもシルビアサンにその理論で丸め込まれそうだな」
第三百五十一話「最強の武器の試練に挑む」→←第三百四十九話「ホメロス宇宙猫」
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2023年4月29日 14時
