第三百四十話「アレキサンドライト」 ページ15
第三人格「さて…大丈夫？怪我とかないわね？」
デク「カ…カミュのアニキ、久しぶりだよー！勇者様と女神様を連れて助けに来てくれたんだね！私商談に出かけたら急に魔物にさらわれてこんな所に…一人で心細かったよー！皆さんありがとう！」
A「いいわよこのぐらい、我々は雷落としただけだし」
ベロニカ「それを"だけ"とは言わないわよ」
デク「命を助けてもらったんだし、やっぱりお礼はしないとねー。これをもらってよー」
イレブン「…？あの、これは？」
カミュ「…すげえ、アレキサンドライトじゃねえか！」
マヤ「マジ！？俺にも見せてくれよ兄貴！」
梅「そーいやかなり貴重な品だって話だったわね…なかなか繁盛してるみたいじゃない」
イレブン「あっすいませんデクさん、一つ頼みたい事があるんですがいいですか？」
デク「ん？何何ー？」
イレブン「僕の育った村…イシの村って言うんですけど、そこの復興を手伝って貰えないかなーと」
デク「もちろん、かまわないよー！助けてくれた命の恩人の頼みなら私喜んで聞いちゃうよー！」
霊幻「これでまず商人を呼べたわけだな…次は情報通か。あの情報屋の…ルパス、だったよな。今もホムラの里にいると思ってていいんだよな？」
カミュ「多分な」
ペローナ「まぁどの道次の行き先はホムラの里でいいだろ、イレブン達の道のり辿る事を考えてもそれで何ら問題ねェし」
〜神様移動中〜
〜ホムラの里 酒場にて〜
セーニャ「あら…？ルパスさんもルコちゃんもいませんね」
銀時「すいませーん、情報屋のルパスさんって人ここに来てません？」
店員「あー、ルパスさんね。あの人うちの店のツケを払わないまんま娘さんを連れて旅に出ちゃったのよ」
ホメロス「サラッと限りなく食い逃げに近いような事をしてるな」
第二人格「子供って案外そーゆーのちゃんと見てるからやめた方がいいのに…で、何処に行くとか言ってました？」
店員「確かダーハルーネの町へ向かうと言ってました」
猗窩座「ダーハルーネ…Aがこの世界で初めて天啓を使ったあの港町か」
第三人格「…予定変更、サマディーはすっ飛ばしてダーハルーネに向かった方がいいわ。多分ダーハルーネは今なんやかやで大変な事になってるうえサマディーはそういった騒ぎが何もない」
シルビア「確かにそれだったら早くダーハルーネに向かった方がいいわね」
第三百四十一話「ピンポイント地獄耳」→←第三百三十九話「人探し」
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2023年4月29日 14時
