第三百三十六話「微かなる記憶」 ページ11
神の民1「ちょ…長老様！？」
第三人格「我々がここを訪れてからというものめっちゃ起きるわね長老」
イゴルタプ「この匂いはウラノスか…おぬし、ウラノスに会ったと見える。一体何があったのじゃ？」
イレブン「あっハイ、会いました。実は…」
〜勇者説明中〜
イゴルタプ「もしやと思っておったが、やはりそういう事じゃったか…ウラノスはロトゼタシア随一の魔力を誇る天才であったが、あやつの心の中には確かに危ういものがあったからのう。己の魔力を高めることだけに執着し、そのためには手段を選ばぬ…そんな男であった。それはそうと、おぬしらセニカに会いに行くんじゃろう？ならばこれを持っていくがいい」
イレブン「そっか、神秘の歯車…ありがとうございます」
イゴルタプ「セニカに…よろしくのう」
(長老がまた寝た)
霊幻「そうだった、そーいやアレがないと入れもしなかったもんなあの塔」
カミュ「それがマジだってんなら本当に先に神の民の里に寄っといてよかったな、でなきゃ今頃忘却の塔の扉がバキバキにされてたぜ」
マヤ「あー、まぁ…確かにAさんならできそうだよな」
カミュ「いや違う、確かにAもそこそこ強えがこの場合Aじゃなくて猗窩座がグーパンでバキバキにする可能性が高い」
ベロニカ「すぐさま想像がつく辺りある意味怖いわね」
〜神様移動中〜
〜忘却の塔 永久の神殿にて〜
セーニャ「貴方が、セニカ様なのですね…」
時の番人「セニカとは、誰でしょう。何か私に用ですか？」
ベロニカ「邪神が目覚めてしまったの…世界を救うために、力を貸して！」
時の番人「世界を、救う…？」
A「あー…ダメだこれ、かつて自分がセニカだった頃の記憶が完全消滅してる」
ベロニカ「思い出して、セニカ様…これはセニカ様の笛よ」
(ベロニカが天空のフルートを取り出す)
時の番人「あぁ…この笛は………この笛の事は微かに覚えています。ですが…私の記憶の中にある笛はもっと力に溢れていました」
(時の番人が天空のフルートに手をかざし、力を与えた)
時の番人「この笛で奏でる音色は一つ。聖地に伝わる目覚めの調べ…」
セーニャ「…！お姉様、もしかして…！」
(ベロニカが頷く)
ベロニカ/セーニャ「「時は来たれり。時は来たれり。今こそ、目覚める時」」
時の番人「…大空は、お前のもの」
ベロニカ/セーニャ/時の番人「「「舞い上がれ、空高く！」」」
(二人が大樹に辿り着く前夜に弾いたあの曲を奏でる)
第三百三十七話「輝かしき旅路」→←第三百三十五話「預言者+ウルノーガ÷2=？」
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2023年4月29日 14時
