今更だけどアダムのブラコン設定って人を選ぶかな？まあ説明文のところに「キャラ崩壊」って書いといたし大丈夫だよね。コンパスのギャグ小説とアダムのブラコン設定は相性が良いのですよ。 ページ4
「そう言えば、どうしてアダムさんはソーンさんとAさんが一緒にいるのは許しているのでしょうか。」
「あー、確かにー。ボクもそれは気になってた。アダム、どうなの？」
ジャンヌの何気ない呟きに反応しテスラがアダムに疑問をぶつける。それに対するアダムの返答は、
「愚問ですね。A殿がソーンの
という、シンプルでありながら突っ込み所満載なものであった。
「えっ!?Aさんが、ソーンさんの許嫁!?」
「ジャンヌ、多分アダムの戯言だぞ。」
「グスタフ!?いつの間にいたの!?」
「我も居るぞ。」
アダムの虚言を真に受けたジャンヌにどこからか現れたグスタフが突っ込む。
「グスタフ殿、戯言とは心外ですね。」
「なら聞くがいつAがソーンの許嫁になったんだよ。」
「A殿がこの世界に来てからですよ？一目見た瞬間に、ソーンに相応しい女性は彼女を置いて他にいないと思ったのです。」
「……で、本人達はその事を知ってるのか？」
「いえ、私が勝手に決めましたが、何か？」
「………な？」
「「………」」
アダムの返答を聞き呆れるグスタフ。ジャンヌとテスラは絶句して何も言えない始末である。
『あ、ぐしゅー！』
「A、我も居るぞ。」
グスタフの存在に気づいたAがぱたぱたと走ってくる。さっきから会話についていけていない忠臣が自身の存在を主張するも、Aはその横を抜けてグスタフの近くまで行った。
『ぐしゅ、ぐしゅ。いっしょにえほんよもっ！』
「はあ？何で俺が？もう絵本なんて読む歳じゃ………」
『いっしょに、よも………』
「ま、待て、そんな顔するな！」
「あー、グスタフがAちゃん泣かせたー。」
「違っ……」
「A殿は私の妹になるべきお方です。それを泣かせるということは、………覚悟は出来ていますね？」
「いやだから………」
Aの誘いを断ったグスタフをテスラとアダムが口々に非難する。ジャンヌも口にこそしていないものの冷たい視線をグスタフに向けていた。
「Aよ、読書ならば我が共に………」
『ぐしゅ………』
「わかったよ！一緒に読めばいいんだろ！」
『うん！』
「ったく………」
「全く、折角ソーンとA殿が2人きりになれたというのに……」
「じゃあどうすればよかったんだよ！」
Aの誘いを断ると怒る癖に、受け入れるとそれはそれで納得いかないらしいアダムにグスタフが不平を零す。
(続く)
2話くらいで一段落させる予定だったのに、結局3話になっちゃったな……。短い話で起承転結が書ける人、本当に凄いと思う。→←食欲の秋だ！読書の秋だ！芸術の秋だ！勉強の秋ぃ？(∩ﾟдﾟ)ｱｰｱｰきこえなーい。
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作者名：パト | 作成日時：2020年10月25日 16時
