仮装 ページ7
「個人的には、Aさんにはツインテールが似合うと思うんです。」
「待っテポニーテールも捨て難イ。」
「もうシンプルに下ろしたら？ヘアピンでもつければきっと可愛くなるわよ。」
『ジャンヌ、乃保、マリア、人の髪で、遊ばないで。』
「遊んでル訳じゃなイよAのためを思っテやってるノ。」
大きな、鏡の前。私はそこに座って、髪を弄られていた。
「やっぱりAはそのままでモ可愛イけどお洒落すれバもっト可愛くナるよ。」
「Aさんはもう彼氏持ちなんですから、そういうところもこだわらないとですよ。」
『人の髪を、勝手に弄っていい、理由には、ならない、と思う。』
「折角だからお化粧もしましょうよ。」
「でしたら私が！」
「ジャンヌお化粧出来るノ？」
「任せてください！」
『ちょっとは、私の意見も、聞いて。』
完全に、無視されてる。
「マリアー、頼まれてた服持ってきたよー！」
「あら、ありがとう。」
『まとい、何、その服。』
まといがどこからか持ってきたのは、フリルの沢山ついた、ピンク色の、洋服。
「何って、これからAが着る服に決まってるじゃないか！」
『恥ずかしいし、嫌、なんだけど。』
「はい動かないでくださいねAさん。お化粧しますからね。」
『ちょっと、だから、勝手に………』
───
──
─
「どうしてこうなっちまったんだろうねえ………」
「ちょっと気になってたんだけど………、ジャンヌ、あなたお化粧したことあるの？」
「え、ないですよ？」
「………」
「マ、マリア、そんな顔しないでおくれ！見る人が見れば可愛いかもしれないだろ？」
「………」
『……？もう、部屋、帰っていい？』
「ちょっと待っテその格好で外ニ出ようトしナイで。」
皆、どうしたんだろう。
「お、この部屋めっちゃ女子集まってるじゃん。どったの？」
「あ、13！いい所に！」
「おん？………って、まさかそこにいる顔中におしろいでも塗りたくったような奴は………」
「Aだよ。13はこいつを見てどう思う？」
「……………ハロウィンはまだ先だぞ？」
「………………」
『ねえ、もう零夜のとこ、行きたいんだけど。』
「Aチャン………。悪いこと言わねえから、その格好で行くのはやめといた方がいいぞ？」
「どこで間違えてしまったのでしょうか……」
「多分お化粧が………。………いえ、何でもないわ。とにかく最初からやり直しましょう。」
『……………まだ、続くの？』
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パト(プロフ) - かずさん» ありがとうございます！！わ、私が掛け持ち無限ループに入る証拠がどこにあるって言うんだ！！(急に探偵に追い詰められた犯人風)←例えが分かりにくい (2021年3月14日 23時) (
レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
かず(プロフ) - 完結おめでとう！そしてまた何か掛け持ちするという無限ループに入ったらもう奥さん困っちゃうわぁ(急に近所のおばさん風) (2021年3月14日 22時) (レス) id: b2c4a9da46 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - かずさん» 読者様がネタで言ったことを現実にする女！それが私です(*｀ω´*)ﾄﾞﾔｯ(何もドヤる要素がない) (2021年2月27日 14時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
かず(プロフ) - まさかの2人とも猫耳になったΣ（・□・；） (2021年2月27日 13時) (レス) id: b2c4a9da46 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - かずさん» ふ、2人とも……だと……。…………あなたはネタのつもりで言っているのかもしれませんが私は結構本気で考え始めております(マジか) (2021年2月24日 0時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パト | 作成日時：2020年10月4日 13時
