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興味 ページ42

「…………そういえばさあ」

『?』

 零夜の、惚気話をすること、約一時間。私の話が、一区切りついたところで、テスラが、おもむろに口を開いた。

「Aちゃんと零夜くんの馴れ初めってどんな感じなの?」

『あ、話して、なかった?』

「そういえばあたい達も聞いたことないねえ」

「ですね……」

『まとい、ジャンヌ、本当?』

 勝手に、二人には、話したつもりでいたな。

「ウフフ、コンパス内イチのラブラブカップルの馴れ初め話……。是非聞きたいわね。Aちゃん、話してもらえるかしら?」

『ポロロッチョ、いいよ』

「わー、本当?」

「気になりますね……」

 私が頷くと、テスラとソーンが、目を輝かせた。この場にいる、他のヒーロー達も、こっちを見たり、姿勢を正したりと、真剣に話を聞く態度をとった。

『馴れ初め、っていうか、初めて、零夜と、話した時のこと、なんだけど……。このシェアハウス、コーヒーメーカーが、2台あるでしょ?』

「ああ、そうだねえ」

「前から気になってたんだけどよ、なんで二台もあんの? 1台でよくね?」

「あー、最初は一台だったんだけどねえ……。ルチアーノとジャスティスの順番争いが絶えなかったから、見兼ねたボイドールがもう一台買ってきてくれたんだよ」

「え、そんな理由……?」

『それは、初耳』

 まといと、13の会話で、新たな事実が判明する。ルチアーノと、ジャスティスの喧嘩とか、想像つかないな。二人とも、大人だし。

「そうでしたね! 確かコーヒーメーカーが1台しかなかった頃は、ルチアーノさんとジャスティスさんでそれはそれは醜い争いを……」

「……ジャンヌ、そこまでだ。今はAと零夜の馴れ初めの話だろう」

「ル、ルチアーノの言う通りだ」

「…………よくわかんねえけど、初期ヒーローにしかわかんねえことがあるのはわかった」

 うん。この話は、これ以上、追及しない方が、よさそう。

『……こほん。まあ、私達の出会いは、あの場所だったんだ』

 咳払いを一つ挟み、目を閉じる。そうしてゆっくりと、意識をあの日へと馳せた。私と零夜が、初めて出会った、あの日へと。

***

 宣伝失礼します。

【#コンパス】Keep a straight face.【零夜】

 いつだか言っていた、忠臣風の口調の夢主×零夜の夢小説です。英語タイトルですが内容は全然難解ではないので御安心を。よろしければご一読ください。

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パト(プロフ) - かずさん» ありがとうございます!!わ、私が掛け持ち無限ループに入る証拠がどこにあるって言うんだ!!(急に探偵に追い詰められた犯人風)←例えが分かりにくい (2021年3月14日 23時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
かず(プロフ) - 完結おめでとう!そしてまた何か掛け持ちするという無限ループに入ったらもう奥さん困っちゃうわぁ(急に近所のおばさん風) (2021年3月14日 22時) (レス) id: b2c4a9da46 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - かずさん» 読者様がネタで言ったことを現実にする女!それが私です(*`ω´*)ドヤッ(何もドヤる要素がない) (2021年2月27日 14時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
かず(プロフ) - まさかの2人とも猫耳になったΣ(・□・;) (2021年2月27日 13時) (レス) id: b2c4a9da46 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - かずさん» ふ、2人とも……だと……。…………あなたはネタのつもりで言っているのかもしれませんが私は結構本気で考え始めております(マジか) (2021年2月24日 0時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パト | 作成日時:2020年10月4日 13時

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