人生 ページ20
一応注意。
今回の話では、夢主ちゃん達が人生ゲームをするのですが、駄作者は最後に人生ゲームをしたのが小学生の時なので記憶が曖昧です。そのため、作中の人生ゲームの職業やマスなどが、現実のものと異なっている可能性があります。予めご了承ください。
＊＊＊
ある日の、午後のこと。
「13強いよー！」
「なんたって医者だからな。」
「何それ、フリーターの僕に対するイヤミ？」
「勝負はまだこれからですよ。」
「…………」
『テスラ、13、マルコス、アダム、零夜、何、してるの？』
「おや、A殿。人生ゲームですよ。」
『なるほど。』
「今んとこ、医者の俺様が圧勝だな。」
「ことあるごとに自分が医者なのを強調するの腹立つなあ。」
「そうカッカしなさんな、フリーターのマルコスくん。」
「あああもうっ！」
『13が医者で、マルコスが、フリーターなの？』
「そうそう。ボクがサラリーマンで、アダムがスポーツ選手なんだ！」
『ふうん……。あれ、零夜は？』
「………………フリーター。」
『…………どんまい。』
人生ゲームは、職業が、ルーレットで決まるから、こういうことも、あるよね。
『……あれ、マルコス、フリーターの割に、所持金、多くない？』
「あ、気づいちゃった？僕、株で1発当てたから所持金では2位になってるんだ。」
『へえ……。零夜は、株とか、やってないの？』
「…………観測結果では、あのタイミングで株を買えば儲かるはずだったんだ。」
『…………つまり、読み外した、ってこと？』
「…………まあ、そうだね。」
『…………どんまい。』
マルコスとは対照的に、零夜の所持金は、残念な感じになっている。
「次、零夜殿の番ですよ。」
「うん。」
からから、と零夜がルーレットを回す。
「7か。1、2、3、4、5、6……」
「零夜の奴、進みだけは異様に早いよな……」
「進みだけはね。」
『13、マルコス、だけ、を強調、しないの。』
「………………あ。」
「何と書いてあるのですか？」
「……結婚だって。」
「おや、おめでとうございます。」
零夜が、ピンク色のピンを、1本取って、自分の車の、助手席の部分に、刺した。
「僕達、結婚しました。」
『しました。』
「いや別に結婚相手がAとは限らないだろ。」
「どうしてだい？僕はA一筋だよ。」
『そうだよ13、馬鹿なこと、言わないで。』
「…………零夜がボク達の中で1番に結婚するの、なんかリアルだね。」
「テスラ、それな。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 47人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パト(プロフ) - かずさん» ありがとうございます！！わ、私が掛け持ち無限ループに入る証拠がどこにあるって言うんだ！！(急に探偵に追い詰められた犯人風)←例えが分かりにくい (2021年3月14日 23時) (
レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
かず(プロフ) - 完結おめでとう！そしてまた何か掛け持ちするという無限ループに入ったらもう奥さん困っちゃうわぁ(急に近所のおばさん風) (2021年3月14日 22時) (レス) id: b2c4a9da46 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - かずさん» 読者様がネタで言ったことを現実にする女！それが私です(*｀ω´*)ﾄﾞﾔｯ(何もドヤる要素がない) (2021年2月27日 14時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
かず(プロフ) - まさかの2人とも猫耳になったΣ（・□・；） (2021年2月27日 13時) (レス) id: b2c4a9da46 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - かずさん» ふ、2人とも……だと……。…………あなたはネタのつもりで言っているのかもしれませんが私は結構本気で考え始めております(マジか) (2021年2月24日 0時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：パト | 作成日時：2020年10月4日 13時
