第75話 ページ31
主人公side
とりあえず聞こえてくる音は無視して、落ち着いて息を整える
ふぅ……殺傷能力はあらへんのやなかったん？
……あの落ちてるナイフいくつか貰っとこ。銃だけじゃ心もとないからな
べりべりでんじゃらすないふぞーん(俺命名)に戻り、落ちてるナイフを2、3本取る
よし！これで少しはマシやろ
どうやら無駄に長い廊下の右奥から聞こえてくるようだ
一応気配を消して、物陰から様子をうかがうと…
敵兵と思われる人たちが、既に事切れているのかピクリともせず、血を流しながら地面に横たわっている
おいめっちゃグr……いやなんでもないです
そしてその中心で戦っているのは
無傷の敵の幹部らしき人物と
ひと「…ﾊｧ…ﾊｧ」
利き手を負傷しているひとらんだった
！おいおいおい。まずいんやないかあれ…刀しっかり握れとらんぞ
どうする？下手なタイミングで行っても邪魔になるだけやろうしなぁ
敵幹部「どうしたんだぁ？ww随分とお疲れじゃねぇか」
ひと「ﾁｯ…卑怯な手を使っておいて。よく言う…」
敵幹「卑怯じゃねぇよ。オメェらと違ってこの国は賢いってだけだ。…いやぁ傑作だな！！ww
あの強いって噂の？我々軍の幹部が？数の多さで押し負けるとはよぉ！！」
ﾊﾟｧﾝ
ひと「！！…クソ」
ひとらんの刀が弾き飛ばされる
クッソ、あの幹部…口だけやない。隙が見当たらへん
敵幹「んじゃ、そろそろバイバイだ。ふはっw見事に誰も助けに来なかったなぁ？」
そう言って敵の幹部はひとらんの頭に銃口を向ける
ひとらんは敵を睨みながら懸命に動こうとしているが、あの疲労で躱すことは難しいだろう
あ、え、この距離じゃ突っ込んでも間に合わない！！
ひとらんが諦めたように目を閉じる
ﾊﾟｧﾝ
ﾄﾞｻｯ…
ひゅー…あっぶねぇぇ…！！！
ひと「……？」
貴「…大丈夫か、ひとらん。(銃持ってて良かったぁぁああ！！)」
ひとらんがバッとこちらを振り返り凝視する
ひと「え…A？どうしてここに…。
いや、ありがとう。助かったよ」
貴「あぁ。怪我は？(うわぁ痛そう…)」
ひと「あ、これね。…ちょっと昨日の傷も開いてヤバそうだから先に撤退してるよ。
この城脱出するのは簡単だから」
そう言ってひとらんは近くの窓を開けて、外に出ようとしている
貴「…(いや普通に窓開くんかーい)」
ひと「じゃあね。多分シャオロンはこの一個上の階にいるから、合流するのをお勧めするよ」
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オタクですが何か？(プロフ) - 第55話の最後のデュエルスタンバイ!がめっちゃおもろかったんやけどwww (2022年4月29日 23時) (
レス) @page11 id: 9c417775fd (このIDを非表示/違反報告)
はるまき - あの、今日1の方から2まで面白すぎて一気に読ませてもらったんですけど好きすぎます‥‥！これからも更新楽しみにしてます！ (2021年11月6日 20時) (レス) id: 88bf44f55d (このIDを非表示/違反報告)
おしハかみ - snさん腕力ｴｸﾞｯ…！ これからも更新頑張ってください (2021年11月4日 15時) (レス) @page44 id: 11f9810aa2 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ - 続編おめでとうございます！！これからも投稿楽しみに待っております！ (2020年5月28日 4時) (レス) id: 67204b7ff5 (このIDを非表示/違反報告)
泡 - 続編！おめでとうございます！これからも楽しませていただきます！ (2020年4月11日 19時) (レス) id: a157632040 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田 | 作成日時：2019年5月14日 23時
