よんじゅう ページ40
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Your side
｢紫耀！｣
放課後、帰ろうとしている紫耀を
校門の前で呼び止めた。
｢話があるの｣
修学旅行の夜、紫耀のあの言葉が
私と同じ 好き だったらいいのに
そう思って、何度も寝て起きての繰り返し。
｢私…私ね、紫耀のことっ｣
｢ごめん｣
伝える前に止められてしまった言葉は、
音にならずに私の中で留まる。
これって…ふられた？
やっぱり私と紫耀じゃ
好きのベクトルが違ったんだ。
｢そっか…ごめん、急に｣
このままじゃ泣き崩れちゃう。
失恋がこんなにも痛くて苦しいものだと
知らなかった。
まだ駄目、せめて家までは…
｢待って、A。違うんだ｣
こんな惨めな気持ち晒したくないのに、
紫耀に引き止められる。
｢…何？｣
｢待ってて欲しい…何故かは、今は言えないけど。
いつか絶対に話すから、それまで待ってて｣
これは、ふられてないってことでいいの？
…なら、待つ。
待つよ、いつまでも。
よく分からなかったけど、
｢わかった、待ってる｣
紫耀の為なら待っていられる気がする。
これで終わりじゃないのなら私はそれでいい。
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Haru(プロフ) - しおりさん» コメントありがとうございます。そうですね、神宮寺くんにはちょっと申し訳ない(笑) (2020年11月19日 21時) (
レス) id: 50a3395b09 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - どうしよう、平野いい奴だ。そして神宮寺不憫、、、笑笑 (2020年11月19日 19時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru | 作成日時：2020年11月5日 23時
