A Secret Contract２【JN×TH】 (ページ6)

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ユンギさんのお店に
置いてきてしまった
私のドレスを後日
取りに行った

夜に行くと、
店の外からジャズが流れていた。

恐る恐る店内に入ると、
ユンギさんホソクさんジミンさんテヒョンさん
お馴染みの４人以外の
店内にいる人達は皆外国人だった

そして驚くことに
ユンギさんがピアノを弾いていた

ハスキーな黒人男性の歌声と
ジャズの軽快なメロディ

HS「やぁ、また会えたねAちゃん」

JM「また酔っ払いにきたの？笑」

TH「…」

『ユンギさんから、
私が置いて行ったドレスを
持って帰ろうと思って』

しばらく演奏をただ眺めていた。

正直、腕いっぱいのタトゥーからして、
ユンギさんとジャズ、そしてピアノなんて
全く連想できなかった。

少し猫背になって、
ほかの演奏者と笑いながら
ピアノを弾くユンギさんはかっこよかった

YG「あ、なに？また来たの」

曲がゆったりした曲調になって、
ユンギさんはカウンターに戻ってきた

『ドレス、返してもらおうと思って』

YG「…まぁ、そう、焦るな
いっぱい奢るよ」

テヒョンさんホソクさんジミンさんは
奥にあるダーツで楽しそうに遊んでいた

YG「なんか話したそうな顔してんな。
今日は気分がいいから特別聞いて
やってもいいけど」

そう言ってシャカシャカと
カクテルを作る

『………………正直に言って、、、
テヒョンさんがユンギさんのような人と
知り合いだということが意外で』

YG「知り合いどころかほぼ家族だけどな
俺とテヒョナ」

『……テヒョンさんは上流階級の人です。
でもテヒョンさんが仲良しなのは」

YG「俺みたいな
ばりばりのタトゥー入れた
柄悪い男で意外だなって？」

『…』

私が黙るとユンギさんが
ニカって笑う

YG「人を見る上で
金があるかないかじゃないと俺は思うけど
……テヒョナは
ずっと一人だったんだ」

ソクジンさんの話を思い出した

テヒョナが羨ましいって。
たくさんの愛情をもらって育った
テヒョンさんが孤独なはずがなかった

『テヒョンさんが孤独なはずありません。
テヒョンさんはほんとに大事にされて育った人
だから』

YG「お前あいつのことなんも知らねぇんだな」

ユンギさんは下を向いて
ふって私をあざわらった。

そして私にお酒をスッと
差し出しながら私と距離を詰めた

YG「テヒョンはずっと、
ほんとうにずっと孤独だったよ」

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