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25. ページ25

TH「え?帰ったんじゃないの?」





『あの、具合が治ったので…』





JN「少しでも参加したいって言うからさ」




私の中に入った機械は、
微弱に振動する。

微弱でも、私を壊すのには充分だった。




TH「…まぁ、元気になったなら良かったけど、」



テヒョンさんには悪いけれど
話しかけないで欲しいと思った、
私が自分の声を出すたびに
感じた声、を出してしまいそうで怖くなる




JN「あ、ナムジュナを紹介してなかったね」




それをわかってて、
ソクジンさんは私に話させようとする




NJ「…どうも、キム・ナムジュンです」





長身で浅黒い肌の、切長の目をしたその男性は
少し気まずそうに私に会釈をした




JN「ナムジュナは僕の秘書。
イ・ソアとナムジュナの2人が僕の秘書なんだ
A、挨拶して」




『……っ、!』






私がナムジュンさんに対して
一歩前に出た瞬間に
ソクジンさんが機械の強弱を
おそらく最大限に上げた

激しい振動が私のお腹の下の奥の方に
感じる






NJ「大丈夫ですか?」




ナムジュンさんが心配するように
私の顔を覗き込む




NJ「顔が少し赤いみたいですけど」




『…チークのせいです、ソン・Aです、
よろしくお願いします』



NJ「ソンさん、よろしくお願いします。
まぁ、そんなにこれから会う機会は
ないと思いますが」



『……っはい、そうですね、』





ぐちゃぐちゃだ
何もかもが。

自分が何を話してどこを見てるのかも
わからなかった。

近くのテーブルクロスをギュッと
握りしめる。

すぐ隣にテヒョンさんが
私を心配して来た

ソクジンさんは
一歩後ろでそんな私の姿をただ見ていた






TH「……Aちゃん?」


『………っ、』




っだめ、いく




TH「ちょ、大丈夫??」


ふらついた私を
テヒョンさんが支えた。


機械なんて人工的なモノで
私は簡単に達してしまった


すぐ横にはテヒョンさんの綺麗すぎる顔があった









TH「なんでそんな、」




わたしは、
目には涙が溜まって
ほおは紅潮して
体は震えていた。

そんな私の姿を見て、
テヒョンさんは激しく動揺していた。








JN「テヒョナ、
やっぱりAは無理したみたい。
家まで送ってくるね」




TH「……、」





『ごめんなさい、』






帰り際、テヒョンさんは何も言わずに
私を焦ったように見つめていた。

ソクジンさんの手に引っ張られ、
歩く私はほとんど放心状態だった。








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設定タグ:BTS , バンタン , ソクジン   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年9月28日 0時

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