A Secret Contract１【JN×TH】 (ページ22)

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22. ページ22

化粧室から戻ってきたら、
会場が暗くなっていた。
有名な音楽団の方々が
クラシックを演奏していた。

＜＜手を洗って来ました＞＞

と返信してそれで終わりかと思ったけど、
ソクジンさんは
私が想定してたよりずっと
独占欲が強い人みたいだ

＜じゃあ、隣に座ってるテヒョナに
バレないようにパンツ脱いで＞

文章を二度見した。
でも内容は同じで。

私が前に座るソクジンさんに向かって
首を横に振る。
暗くなった会場の中でもわかる、
ソクジンさんは意地悪にニヤッと笑ってる。

＜脱いだパンツを
テーブルの下の僕の手の上に
置いてみて＞

上品で気品があって清潔で優しくて
でもその下にあるソクジンさんの
姿はこんなにも。

私は恐る恐る隣にいるテヒョンさんに
バレないように下半身をズルズルと動かした

不審に動く目の前の私を
ソクジンさんはシャンパンを飲みながら
舐めるように見る。

私は脱いだパンツを
テーブルの下のジンさんの手の上に置いた。

JN「よく、できました」

って口パクでいうソクジンさん。

TH「Aちゃん？
モゾモゾしてるけど
体調でも悪い？」

『……大丈夫です、』

嫌なのは、こんな意地悪をする
ソクジンさんじゃなくて、

こんなことをされてるのに
体がうずいてしまう、私自身

.