A Secret Contract１【JN×TH】 (ページ12)

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12. ページ12

JN「プレイするのは
寝室じゃなくて、
この部屋なんだ。
Aさんは
プレイが終わったら、
僕の隣の部屋に寝るんだよ」

あぁ、本当に想われてないんだな
と悲しいほどに実感する。

だって、行為、が終わったあとに
別々の部屋で寝るなんて。

でも酷いとも思わない。
この人はただ私を支配したいだけで
私はこの人にただ支配されたいだけ
なんだから。きっと。

部屋に入ると、
一面がワインレッド色の壁だった。

壁には見たことないようなものが
ズラっと置かれていて、
私は怖くなった。

鞭、手錠、紐、結束バンド、

固まってる私を見て
ソクジンさんは優しく微笑む。

JN「大丈夫、使うときは一声かけるから。
それより、早く脱いで」

『え、？』

ソクジンさんは
シルクのネイビーのツルツルした
パジャマを着てた

自分だけ服を着てて
私だけ脱ぐなんて
フェアじゃない。

なのに私の体は
もうとろけそうなぐらいに
熱くて
正体不明の何かにうずいていた。

JN「ご主人様の言うことが聞けないの？」

ソクジンさんの髪は
まだ濡れていた。

濡れた髪の毛の間から
見えるソクジンさんの瞳は
黒くて暗くて吸い込まれそうになる

『申し訳ありません、ご主人様』

JN「素直に謝ったね。いい子だ」

そういうと満足気に
微笑んだ

.