A Secret Contract１【JN×TH】 (ページ11)

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JN「ただいま」

自宅のパスワードを
事前に教えてくれて
ソクジンさんの自宅で
彼の帰りを待っていた

『日本でのお仕事はどうでしたか？』

JN「…もう忘れてるみたいだね。
仕事の話は一切しないって
契約書に書いてあったよね？」

眉間にシワを寄せて
ガシガシと乱雑に
ソクジンさんがネクタイを取るので、
私の表情は一瞬にして固まる

JN「あとでお仕置きだね」

って笑ってソクジンさんは足早に
シャワールームに向かった。

ソクジンさんの部屋は
前に来た時も思ったけれど
居心地が悪い。

生活感がまるで無くて、
大きい家具用品、
ソファー、絨毯、ダイニングテーブルなどは
全て黒、
小物類は全て白で統一されていた。

時刻は既に21時を過ぎていた。

シャワーから上がったソクジンさんは
いつも上げている前髪を下ろしていて、
幼く見えた。

JN「ご飯はもう食べたよね？」

『はい。ソクジンさんは？』

JN「僕も食べたよ。
お互いシャワーに入ったし、
やることは一つだね」

冷蔵庫から何本もある500mlの水を
ゴクゴク飲むその喉仏から
私は視線を外せなかった

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