【ONE PIECE】DEAD OR ALIVE (ページ11)

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その時どこかから聞こえてきた声。

｢おい、トラファルガー･ローの隣にいるあいつ！！…もしかして｣

────────── 白八咫(しろやた)じゃねえか！！

パラ、と潮風に揺られて地面へと落ちる紙。
茶色の紙で書かれているのは手配書。
大きく″WANTED″と書かれた手配書に貼り付けられた写真は白いフードを深く被っていて顔は愚か性別すら判別不可。

だが、白いつなぎに大きく描かれたマーク。それだけでどこの海賊団に属しているかなんて一目瞭然だ。

その下に書いている文字は″DEAD OR ALIVE″。そして白八咫と別名が付けられる。
最後に1番下に刻まれていた数字は驚愕のもの。

彼女にかけられた懸賞金は1億6000万。

ハートの海賊団のクルーである白八咫は今まで闇に包まれていたのだ。

最悪の世代と言われている11人の超新星がシャボンディ諸島へと集結したあの日。実は白八咫と言われていた彼女もその場にいたのだが、荒事を立てて表立って動くと言うことは決してなかった。まして今まで能力を世間に見せることなんてなかった。

だが、今まで起こしてきた事件は最悪の世代と引けを取らないほど。そのため、多額の懸賞金がついてしまったのだ。

しかし、このマリンフォードで素顔を表した白八咫。

謎多き海賊として属していたベールが一気に剥がれ落ちた。

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