【ONE PIECE】DEAD OR ALIVE (ページ39)

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｢キャプテーーーン！！｣

大変だーー！

ふかふかとした白い毛を激しく乱れさせながら急いで走って来るペボ。

船長は私の怪我の容態を見るために簡易ベッドのある医務室へ来ていたのだが。

身体中に巻かれていた包帯を交換していたときにそれは起こった。

｢煩いぞ、ペボ。｣

｢すいません……。｣

愛しの船長に怒られて一瞬でズーンと顔を真っ青にして沈むペボの頭を軽く撫でる。

『まあまあ、……こんな急いで走ってきてどうしたの？』

苦笑いをしながらペボを顔色を伺うと、思い出したように口を大きく開いて胸に抱えている紙をこちらへと見せてくる。

｢っ、大変なんだよ！！｣

これみて！！と私たちに突き出したのは。

『…手配書じゃん、これがどうしたの？』

手にしていたのは私の手配書。

白八咫と書かれている手配書は今まで深くフードを被っていて顔の判別が不可能な写真だったはずなのに、ばりばり私の素顔が映っていた。

『うわぁ、遂に顔バレしちゃったよ。』

｢もう、A！問題はそこじゃない！！｣

顔バレしたことに焦っている様子ではないペボ。
よく見て！と白く大きな手の先にある黒い爪がある部分を指し示す。

んー？って、……え？

｢……、なんでこいつが″生け捕りのみ″に変わってんだ。｣

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