僕達、女の子が苦手です２【BTS】 (ページ48)

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『できた！』

ブレスレットが完成したころには、
もう空はオレンジに染まっていた。

となりにいるユンギオッパは、
家にいた時よりも、リラックスして見えた。
相当、仕事でストレス溜まってたのかな？

YG「俺もできた。」

そう言ってオッパは、
そのブレスレットを私の前に置いた。

『え？』

YG「お前のは人にあげるんだろ？
だから。」

ユンギオッパが作ったブレスレットは、
小さな貝殻と、ターコイズのストーンが通された素敵なブレスレット。

『ありがと、』

YG「ん、景色いいし、ちょっと歩くか」

店員さんにお礼を言って、
今はどこで何をしてるかわからない
他のオッパ達の事を想った。

空のオレンジ色が、
隣にいるユンギオッパの顔を染めた。
私はゆっくりと隣に並んで歩いた。

YG「…社長になったら、
全社員と挨拶する時があったんだけど」

オッパの声が海の音と混ざった。

YG「俺はこの人達全員の生活とか家族とかを
背負うんだって思ったら、気が遠くなった」

『…うん、』

YG「まぁ…だから何、って話だけど」

隣にいるオッパの横顔をのぞくと、
長い前髪で目が隠れて、影を作り、
どんな顔をしてるか、
わたしにはわからなかった。

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