僕達、女の子が苦手です２【BTS】 (ページ45)

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ハンソルに今日の授業がどこまで進んだかを
電話で聞いて、
私は部屋に戻った。

もう寝てるかなと思ったグクは、
まだ起きてて、
布団の中にも入ってない。

『グク？』

さっきは普通だったのに、
なんだかグクの様子が変だ。
私はグクのとなりに座った。
ゆっくりとベットに座ると、
キシっと乾いた音が鳴った。

JK「俺の初恋の話聞いたでしょ？ヒョンから」

…なるほど！
旅行に恋バナはもってこいだよね！

『うん笑笑
グクが結婚を決めた人でしょ？』

JK「居たんだ」

『…？え？海に？それってすごいロマンチックじゃん！』

JK「海じゃないよ、ここに」

そう言ってグクは私を見て、
私のポーチを出した。

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JK「俺のウサギのキーホルダー、
なんでAが持ってるの」

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グクはいつもしてるネックレスを
Tシャツの上に出した。
初めてみるそのデザインは、
初めてみたものじゃなかった。

『私があげた指輪？？？』

正直昔のことであまり覚えてなかったんだ。
ただソウルの遊園地で
泣いてる男の子と話したことは覚えてた。
その子のクリクリした二重の目も、
驚くと口をパカって開けて
こっちを凝視する癖も。
あの男の子は、

JK「やっと会えた、」

そう言うグクは、
なんとも言えない複雑な表情をしていた

JK「なのにあんまり嬉しくないね」

グクはそう言って部屋を出た。

.

.

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グクが一途に私を想い求めている間、
私はそんなことを忘れて、
違う男の子と付き合ったり別れたりを
繰り返していた。

『…明日、どんな顔で会えばいいの』

ベットに横になると、
さっきまでいたグクの爽やかな香りが
いやなくらいに残っていた。

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