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68. ページ18

『何でドラキュラ?』

TH「え?あぁ、演劇の衣装合わせの途中でさ」

『ドラキュラ役なの?』

TH「そう、俺ドラキュラ」

『僕、ドラえもん、
みたいな感じで言わないでくれる?』









ジミンにバイバイして、
私たちは病院を後にした。

すれ違う人達が
ドラキュラ姿のテヒョンをみる。

すれ違う人達はテヒョンの姿を見て
怪訝に顔をしかめて、
テヒョンの顔をみると、
顔を赤らめた。



TH「ジミンはホソクヒョンの為に無理してるんだ」

JK「…ヒョン、」

TH「Aには知る権利があるよ、」

『…ホソクオッパ?』

TH「父さんの会社を支えなきゃいけないし、
ヒョンは足の怪我もして、
ダンスはできなくなって、
一緒にヒョンとずっと踊ってたジミンは
色々耐えられなかったんじゃないかな」







病院の帰りの空は、
オレンジとピンクと水色の絵の具を
水で滲ませたような空だった。

その色は前を歩くテヒョンとグクに
よく似合った







JK「ジミンヒョンの夢は、
ホソクヒョンみたいなダンサーになることなんだ」

TH「でもホントの夢はさ、
夢っていうか、願いっていうか、
…多分ジミンはただ認めてほしいんだと思う
ホソクヒョンに。

…俺らが無理すんなって言っても
あいつは聞く耳持たないよ。

もう、そんなに頑張らなくていいよって
ジミンに言えるのは、
ホソクヒョン以外にいないんだ」






週末のコンサート。
ジミンがどうしても誘いたかったその人は
多分ホソクオッパだったんだろう。








だったら、
私ができることは
私がやることは
一つしかない。








TH「1人で考えて1人で抱えちゃうところ、
ジミナとユンギヒョンはよく似てるね。
血は繋がってないけど、」

テヒョンオッパがそう言って
目を細めて空を見上げたとき、
グクは首から下げたカメラで、
テヒョンオッパを撮った。






.

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2019年7月19日 23時

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